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蘭side
タバコを一つ取り出して火をつける。
少しほろ苦くて、消える煙が儚い。何故だかタバコを吸っていないと虚しさがずっと続く気がして、一本、二本、三本と日に日に数がふえていく。
Aが消えてから三日目、女遊びは最初からしていないかのようにやめて、跡形もない。ハニトラも竜胆とかそこら辺の奴にかわりにやってもらってる。今やめても意味ねーのに何でやめれたのかなんかこっちが聞きたいほどだ。
サイレンがなりやまないネオンの町がギラギラと目が痛くなるほど、きらびやかに光って、それと似たように鬱陶しい風俗の通知に目を瞑る
竜胆「兄貴。」
ゆっくりと扉が開いて、人生で一番聞いた声が呼んでいた。隣でタバコを取り出して少し咳き込みながら吸う様子は背伸びをしているだけと言うことがわかる。
体をのばしながら余裕そうに返事をする俺も背伸びをしているだけ。落ち込んでるとか死んでも認めないけど、弟には弱いとこなんて見せたくない。変なプライドがあるからAも呆れたんだろうな。
竜胆と話してるのにいつの間にかAでいっぱいになる。
竜胆「A、何か言ってた？」
蘭「大好きだった。っていってたわ」
竜胆「は？」
蘭「ん？」
竜胆「は？」
蘭「何か言ってた？って聞かれたから答えただけじゃん。」
間抜けな顔をしたまま片手に持っているタバコから灰が落ちる。くすんだような濁ったような色は二人の関係を表しているようだ。
竜胆「で？」
蘭「わかんねーよそのあとどっか消えてった。俺が他の女と遊んでるとこ見て」
また背伸びするようにいや、カッコつけるようにハハッと笑って見せる。
なれたようにため息をこぼして、いろんな感情が混ざりあったような顔で言った。
竜胆「Aはずっと気づいてたよ。兄貴が他の女と遊んでること。」
蘭「は？」
いみわかんねぇ。
その言葉しか浮かばなかった。そのパニックした。なぜだか言葉とは反対の安心した感情が可笑しいほど込み上げる
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長い間サボっていてすいません…少し文章がおかしいかもしれませんがそこは見逃してください…
風俗って書いたときちょっと悲しくなりました。こんな言葉昔の私とは無縁だったのにな…って…
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キクラゲ(プロフ) - @じゅらさん» ありがとうございます〜♪いつも作品見に来ていただいてもう特大の感謝を送ります受け取ってください((((殴？) (12月2日 18時) (
レス) id: bf82bf2975 (このIDを非表示/違反報告)
@じゅら - 主さん、今回の作品も神過ぎです！！続きも楽しみにしてます！(*´μ`*) (12月2日 14時) (レス) id: d21974408e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キクラゲ | 作成日時：2023年11月20日 17時
