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嗚呼、最初から全部勘違いをしてたんだお気に入りだとか誰にでも思ってそうな言葉を並べて隣にいる理由を作ってたんだ。けど、いま私の手元には何もない一緒にいる理由もない
終わりなんだ
リビングのドアを開けたこちらに気付くとぽけっとした生意気な顔が瞳にうつる
『大好き"だった"』
素直に言えないさようならのかわりに少しでも終わりって言う証拠を口に出したくて、今も変わらず好きなのに好き"だった"なんてカッコつけて何がしたいんだろう。蘭ちゃんの垂れた甘い瞳に私はどううつってた?玄関に直行する私の後ろ姿は汚れていた?
やっぱり私は綺麗になりきれないね
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三ツ谷「Aさん?」
フワッと香る混じっていない香り。心地よくて眠くなるいぐらい穏やかな声が体全体に響きわたる。今は優しくしてほしくないのに、縁を切って早々他の男に助けを求めるなんて最低なのに私をうつすその真っ直ぐな瞳に歳とか関係無く甘えたくなってしまう
三ツ谷「もう夜。女が一人で出歩いちゃダメだろ?」
しっかりしていてこんな私の心配なんかして三ツ谷さんの方がお兄さんみたい
『もう限界だよ……』
弱音をはいて大人の余裕がなくなる私をただ抱き締めてくれる。全く違う香水の香りになぜか安心して眠るようにそのまま瞼を閉じる
三ツ谷「Aさんだけだから、寄り添ってあげるの」
強く離さないといっているように力を込める彼の手が暖かくて私は三ツ谷さんの優しさを利用してしまった
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ふぅ…何かこの作品重いですね…夢主ちゃんも蘭ちゃんも両方クズにしてしまって申し訳ない。
これから4視点?あると思います(竜胆、蘭ちゃん、夢主ちゃん三ツ谷)何卒よろしくお願いします
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キクラゲ(プロフ) - @じゅらさん» ありがとうございます〜♪いつも作品見に来ていただいてもう特大の感謝を送ります受け取ってください((((殴?) (12月2日 18時) (レス) id: bf82bf2975 (このIDを非表示/違反報告)
@じゅら - 主さん、今回の作品も神過ぎです!!続きも楽しみにしてます!(*´μ`*) (12月2日 14時) (レス) id: d21974408e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キクラゲ | 作成日時:2023年11月20日 17時