最低な貴方は私の気持ちなんて知らない

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『意味わかんない。何でリンちゃんは私たちが結ばれないようにしてるの？』







今思えばそうだ。実の兄である隠し事、浮気を昔からの中で、蘭ちゃんに好意を抱く私に教えたのはなぜなのだろうか。隠し通すこともできた。兄を庇うこともできた
私が話を背けて逃げたのもあるけど二人の関係にひびが入るようなことを親切に教えてくれたのは？




竜胆「さっきもいったろ、お前には幸せになってほしんだよ。別にその相手が兄貴であろうが何であろうが幸せなら構わない。

むしろ兄貴を選んだ方が親近感がわくし嬉しいよ。でも、お前兄貴といて幸せそうじゃねぇじゃん、いっつも作り笑いして兄貴の隣あるいてんじゃん

Aも子供じゃないだろ？幸せじゃないことぐらい自分が一番わかってるんじゃねぇのか？」






向かい合うその必死な顔はこの件についてどれだけ悩んだのだろう。しっかり言ったらリンちゃんは我慢をいっぱいすることになる。兄の隠し事を、を打ち明けたことや、二人の幸せが見れないこと。それでも私の幸せをここまで真剣になって考えてくれるとこは昔と変わらないな




『うん。知ってる自分が幸せじゃないなって感じてる。でもたまに満たされる愛にこのままがいいなって思っちゃうのはわがままかな。』





大分話通して外はもう日が落ちてしまいそうだ。まだ終わりそうにないこの会話に終わりをつけようか。
まだ私が隠している本当の秘密をいってしまおう



















『引くにも引けないの。できちゃってるから』



















竜胆「は？」



『赤ちゃん。最近生理来ないし気分悪いからおかしいなってなって検査したらできちゃってて』








竜胆「どういうことだよ」







『そのまんま。』





重々しい雰囲気の中リンちゃんの震えた声が響く




竜胆「兄貴との…？」





『そうだよ。おろすなんてできないし、でも蘭ちゃんに嫌われそうで言えないしそれにここまできたら離れきれないじゃん』

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