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『おまたせ。』
足を組んでスマホをいじる姿は髪型も性格も似ていないのに、私の好きな人を連想させるから、どうしてもリンちゃんをまともにみれない。
他の理由もあると思うけど、
座れよと落ち着いた声が響いて心臓が早く動く。変な汗が毛穴からだらだらと休むことなくてできて、不自然な動きをすれば勘づいてることがばれるのではないかと昔みたいに笑ってみる
けどそれは逆効果で何年も私の隣にいたリンちゃんにはすぐに見破られた。リンちゃんは私の笑顔が嫌いらしい。
そんな顔するぐらい自分は頼りないのかとカッコつけているカリスマ性に大きなダメージになるとやめろと言われた
諦めた私は潔く大事なこと?。と聞く。見ていたスマホを置いてこっちを見つめて一つため息を溢す
竜胆「なぁ、兄貴に違和感ねぇ?」
予想通りの発言に私の口は言うことを聞いてくれない
ただ竜胆の席におかれたブラックコーヒーの匂いが貴方を思い出させる
竜胆「兄貴、お前だけって思ってんのかな」
なぜか質問系で他人事で窓を見つめてる
いらだった訳でもないし、そんな感情ひとつもないって訳でもない
『知ってるよ。他の女の子と遊んでいることぐらい』
それ続けるように視界が滲んでしょっぱい味がする
『でもしょうがないじゃん。私蘭ちゃんのことが好きなんだもん』
壊れるぐらい狂うぐらい私はあの人が好き、たとえ違う女を選んでも帰ってくる場所は私のとこがいい。
顔もまともに見れないけどきっとリンちゃんは驚いていると思う
リンちゃんがあたえてきたヒントに知らんぷりをして、普通だよとか嘘をついて、こんな風に素直に言われるまで逃げ続けたのは私なのに、
今更知ってるよなんていったら気味が悪いよね
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キクラゲ(プロフ) - @じゅらさん» ありがとうございます〜♪いつも作品見に来ていただいてもう特大の感謝を送ります受け取ってください((((殴?) (12月2日 18時) (レス) id: bf82bf2975 (このIDを非表示/違反報告)
@じゅら - 主さん、今回の作品も神過ぎです!!続きも楽しみにしてます!(*´μ`*) (12月2日 14時) (レス) id: d21974408e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キクラゲ | 作成日時:2023年11月20日 17時