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蘭「んー…A」
気づけばまた後ろにくっついて私の髪を触るから、擽ったい
紫色の綺麗に染まった髪から垂れる水が首もとに落ち背筋がゾクッとする
でもやっぱり、胸が苦しくて仕方がない。こんなに好きな人といて幸せなはずなのに、私の好きな人は私だけを見てくれない
『蘭ちゃん冷めちゃうよ』
いつの間にかいつものような香りのする蘭ちゃんの匂いが鼻をくすぐる。
私と同じ匂い。
少しタバコの混じった嗅ぎなれたこの香りもいつの日か違う香水と一緒になって消えてしまう
触れられる驚くほど温かい手に少しうつ向いてもう一度冷めちゃうよと言えばパッと離して食卓の並ぶ机に向かって座る
その目の前に座って肘をついて見つめる
『明日は帰ってくる？』
蘭「明日は仕事遅くなるから、無理に待ってなくていいよー」
美味しそうに頬張る彼にうんとあいづちを返して触れられた手を自分で触る
薬指を撫でるように触り、聞こえないぐらい小さくため息をする
結婚したいぐらい愛してるのに、蘭ちゃんは私の気持ち何一つしらないね
『明日私早いからさき寝るね』
蘭「んー、おやすみ。」
後ろから小さく聞こえる大好きと言う言葉に私は囚われてしまう
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キクラゲ(プロフ) - @じゅらさん» ありがとうございます〜♪いつも作品見に来ていただいてもう特大の感謝を送ります受け取ってください((((殴？) (12月2日 18時) (
レス) id: bf82bf2975 (このIDを非表示/違反報告)
@じゅら - 主さん、今回の作品も神過ぎです！！続きも楽しみにしてます！(*´μ`*) (12月2日 14時) (レス) id: d21974408e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キクラゲ | 作成日時：2023年11月20日 17時
