最低な貴方は私の気持ちなんて知らない

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＿＿＿お金を取ってきて






＿＿＿……見つかったら○○は殺して



















思い出すだけでクラクラする…手が震える


手には大嫌いになった血が染み付いた



殺した男はなんていってたっけお前誰だだっけ？最低だね。子供の顔忘れるなんて。私は覚えてたのに




お母さんの言われた通り見つかったから殺した。ついでにつれの女も殺した




けどまだ私のほしかったものは満たされてない、満たされないまま





サイレンはどんどん近くなる。





何やってんだろ





このまま捕まってしまおうかな






お母さんも結局私を見てくれなかった私をものとしてしかみていない




それでお母さんは幸せそうだった

男も私を忘れても幸せそうだった




頬を伝う涙はもう何で出てるのかなんかわからないただただこぼれてしまう





凶器も、盗んできたものもそこら辺の川に捨てて
ぐにゃぐにゃした感触だけが手に残る





走るのも疲れてその場に座ればサイレンの音も聞こえなくなる






今まで夢を見ていたのだろう。

姉とお母さんと男と食卓を囲んで、四人で幸せに永遠にいる夢を




でもその夢を塗り替えたのはきっと私だ。
食卓を囲むのは誰も座っていない椅子。そこには幸せも何もない虚しい夢




夢の中で私だけが取り残されている。






▼
男はもう貴方は自分のお父さんじゃない、お父さんだと信じたくないので夢主は男として語っています

▽
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