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お姉ちゃんはバイトにいってて、まともに働かない私のお母さんは服や化粧品にお金を使ってた





その服来てるとこ見たことない。誰に見せてるの?




そんな派手な化粧も私達には見せないのにどんどん減っていくのはなんで?





喉までくるが言える訳がない。そのまま棒立ちでお母さんが荒らした部屋を見るしかない





中学の冬頃、姉は熱をだした。


バイトも休んで酷いとこは来ないんだったらやめろ。と言われたそんな姉を見てもお母さんはめんどうひとつ見なくてどこかへいってしまう





足りない。もっとお金があれば、






本棚を倒して暴れ狂うお母さんはまるで私の知っているお母さんじゃなかった






『おかしいよ。』







なきじゃくる私の声も聞かずに家を荒らした化け物。




昔はどうしたのって笑って私の涙をその手で拭ってくれた



今はちがう



その手は優しくなくて、ひどく痛い





口答えをすれば必ずお母さんの手がでていつしか私はお母さんの手が大嫌いになった





痛みも、全然可愛くないネイルもスラッとした形も全て嫌い




なのにお母さんだけは嫌いになれない






優しく香る匂いが鼻をくすぐってまたあの日みたいに優しく包まれたら



そんなこと一生ないのに期待してしまう




だから命令を聞けば褒めてくれるって信じて今まできいてきた






その命令は日に日に黒くなっていって私の純粋な心をけがした




サイレンに恐れて逃げて逃げて、行き先もわからないのに走って





赤い服はどこまでも忘れさせないような独特な香りをちりばめた

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キクラゲ(プロフ) - @じゅらさん» ありがとうございます〜♪いつも作品見に来ていただいてもう特大の感謝を送ります受け取ってください((((殴?) (12月2日 18時) (レス) id: bf82bf2975 (このIDを非表示/違反報告)
@じゅら - 主さん、今回の作品も神過ぎです!!続きも楽しみにしてます!(*´μ`*) (12月2日 14時) (レス) id: d21974408e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:キクラゲ  | 作成日時:2023年11月20日 17時

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