潔癖症さんとめんどくさがりな女【三途 春千夜】

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おかしい





こんな時間なのにAがまだこない今日は俺らんちで映画みよーなって約束していたのに




連絡しても電話しても、未既のまま返事はこない



どうしたんだよマジで






冷静になろうと座るがやはりそんな落ち着けるわけがない






兄貴も一応連絡はするが

「心配しすぎ、ねてんじねーの？？」と髪をおだんごに結んで寝転ぶ





＿ピンポーン＿





A？




急いで出ようとするが気付けば兄貴が玄関にたっている





まったく、兄貴のほうが心配してんじゃんカッコつけんなよ





安心しきった俺は玄関に急いで走った




蘭「おい」






この声は苦手だ




いつもより低い。朝に無理矢理起こすとこんな風な声と共にわかってるよな？と言わんばかりに殺気をだしてくる






今回は俺にいってるわけじゃなさそうだが






昔からの恐怖で足が動かない。






けどそれよりもっと怖がって今からでも逃げようとしているAがいた






目には透き通った涙とこすれて赤い皮膚がいつものあいつを想像させなかった。

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