潔癖症さんとめんどくさがりな女【三途 春千夜】

16.もしもし ページ17

春千夜「んだ、テメェ電話かけてくんなや」



文句を言いながら電話に出る三途さん


声しか聞こえないけどいつものような何事もなかったようなそんな感情を感じた



すず「おぉ？テメェこそ大事な秘書なかせてんじゃねぇぞチーズケーキ買ってから出直してこいや！」




春千夜「うっせ、お前がかけたんだろ今忙しいんだよ」



電話からはまわりが騒いでる音が聞こえる。一体どこにいるのだろう



三途さんは謝らないで外出してるってことは私のことなんてどうでもいいのかな




"チーズケーキですね！"



春千夜「チｯ」



お姉さんの声と舌打ちしてしばらく黙りこむ三途さんにすずさんは優しく笑っていた。



春千夜「チーズケーキ買ってから出直してこい？とっくにかってるわボケ」




すず「と言うことは？悪いと思ってると？反省してると？」



私を見ながらスピーカーにして聞こえるようにする



春千夜「……それくらい考えろや」



三人で顔を会わせて笑う



春千夜「おい！テメ…」



『三途さん、ありがとうございます』



電話から心も届けといつものようにニッコリ笑って言う



春千夜「お前すずと絶交しろ！バカがうつる！」



すず「ひどい！テメぇの狂ったような頭をぐちゃぐちゃになるまでなぐっちゃうぞ」




春千夜「やってみろやクズ野郎が」



『三途さん！まず謝ってください！すずさんに』



春千夜「なんでこいつにあやまんなきゃなんねぇんだよ！」


大きな声で言って電話はきれる



こうして私たちの喧嘩は終わりをむかえる



〜後日〜


『酷い！一緒に食べましょっていったのに！一人で食べるなんて！』



春千夜「あぁ？早いもんがちだろ？」



『嫌い！三途さんなんて嫌い』



春千夜「いった…っお前いっつもそれ投げてくんな？」



すず「………またやってるよ…」

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