32.愛の告白 ページ32
竜胆「クソ！見当たらねぇ」
キョロキョロと辺りを見渡すが、さっき見た車はどこにもない、
幻なのかと思うほど一瞬で消えた車、いや本当に幻か？
竜胆「……これ」
急にしゃがみこんだ竜胆は何かに指を指していた。蟻か何かか？どっちにしろそんなじかんねぇってのに
蘭「早くしねぇと、いけねぇんじゃなかったのか？あ？」
しゃがみこんだ背中に蹴りをいれると
ウグッとオーバーなリアクションをとる竜胆その頭には漫画のように怒った時のマークが見えた気がする
竜胆「せっかく俺が、てがかりみたいの見つけたのに！」
プクッと頬を膨らませて、勢いよくたった竜胆はまた
さっきのとこに指を指して子供っぽく言う
なんだなんだと覗いてやれば
血がベッタリと奥まで続いている
蘭「これがあるから何？」
竜胆「考えたくもねぇけどさ、俺たちが通ったとき、こんなのぜってぇなかった」
少し液状の血は地面に染みることなく
まるでカーペットのよう、
時間がたっているならば、きっと染みているだろう
時間がない俺は言葉も言わずに竜胆をおいてく勢いでその赤いカーペット走った
竜胆「まてよ！」
竜胆の声も聞こえないぐらい必死で
そして赤いカーペットは人気のないとこで終わっていた。
スッと目を少し上にすると見えるのは血で包まれているAと奏、
Aのハイライトがない目を見て、温もりがあるか確認した
その手はAの心の中みたいに暖かくてホッとした
生きてる
急いでAを抱き上げてその場で救急車をまつ、
ほぼ意識のないA一言呟いた
蘭「A元気なお前が大好き」
しっかり聞こえてるのか？
愛の告白
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 45人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
キクラゲ(プロフ) - YUMiさん» ありがと〜！ 頑張るね！ゆみちやも無理せず頑張ってね！ (5月23日 18時) (
レス) @page1 id: bf82bf2975 (このIDを非表示/違反報告)
YUMi(プロフ) - まさかの新作蘭ちゃん!!うれしいー!!無理せず更新がんばってね(｡•̀ᴗ-)✧また見に来る!! (5月23日 18時) (レス) @page1 id: 85b1561d95 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：キクラゲ | 作成日時：2023年5月23日 18時
