そして、妄想は現実になった。第8章

おかされたいなら。 ページ39

「 なん で。


して....くれな..いの？」




それでも、健人君は振り返らない。



「ごめん。。。」


ってスッと手を離した。


健人君は突然振り返って私を
ドンッてまた、押し倒した


「っ//. . .んっ」



唇が触れそうで触れないぐらいの距離に来て
私を押えつける。



親指で私の唇を触りながら掠れた声で言った



健『 お前にそれ言われたら

キスだけで終わらないんだけど？』



セクシーな目で私を睨みつけた。



「ぁッ...ちがっ」


そして、
耳元で囁いた


健『ここで おかされたいなら

してあげてもいーよ？』



「ンッ//...ちがぅ・・・」



健『な？どーすんの？』



って私の服の中に手を入れてきた
その手つきがやらしくて体がビクってした。







「しなぃ. . . ょ ごめんなさぃ。。。」



近すぎる健人君に言葉攻めされて
恥ずかしくなった私は
涙目のまま答えた。



健『 いい子。 っちゅ。』




って キスして



健『あとでね。』




出て行った。





なに これ。




ちょっと笑えるくらい

弄ばれた感がやばい。w





しばらく待ってると、
いつも通りお喋りなメイクさんが入って来た。

メ〔おはよ？朝からなーに？

色気がやばいよw 何したのw〕



「え？はっ！？」



突然見抜かれたように突っ込まれて
焦るw


メ〔健人君に調教された？w




いや、冗談だから！w笑ってよ！？〕



「はは！！んな訳ないじゃん。」

＿＿＿まさにその通りですメイクさーん。



健人君が無造作に置いた花束を持ち上げて




メ〔あ！イキシアじゃん！

これ、撮影で使った事あるよー、随分前に・・・

なーんだかエキゾチックだよね〜？

引き込まれそうな色！〕




「そーなの？イキシア？って、言うんだ・・・」




今日の黒いワンピースによく似合う


深くても明るい 赤の 花束


それを控え室の真ん中に置いて



メイクを始める。



メ〔Aちゃん？


見て^^ 撮っちゃった！！〕




ってスマホに写る写真を見せてくる。




写った写真には



恥ずかしくなって口を押さえて笑う私の後ろから
腕を回して、私の耳元で健人君が話してる。

メ〔ヤバくない！？

超いい感じなんだけど！！

見てるだけで照れた！w

てか、あれ健人君何て言ってたの？？〕



「えー？//...」



と顔を赤くする私



鮮明に思い出す・・・





-言っちゃっていい？


役 以外でもお前の事愛してるって-

秘めた恋。→←この人、ドSだった。

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