そして、妄想は現実になった。第8章

広告効果。 ページ32

am7:00


絵に描いたような 撮影日和


私はマネージャーと話しながら
車の後部座席に座っていた。


マネ〔 かわいいじゃーん！ 〕

「そー？でも、超気に入っちゃった♡」



先日、雑誌の撮影でもらった
新しいブランドのお洋服・・・



早速、着てみた私を 褒めてくれた



マネ〔 Aちゃん、最近大人っぽくなったから
ワンピースがよく似合う！〕


「 ははっ♡ 嬉しい・・・」


マネ〔さっき月島監督から連絡があって
今日の入りは健人君と一緒です！
ちょっと手前で降ろすから、ファンサービス頑張って〜〕


「え！？また、アレ？やるの？」



マネ〔いや〜、実はアレが超反響を呼んでて・・・〕



「わーお。でもアレ結構危ないよ？w」



マネ〔そうそう。
だからあまり長くは外に出せないけど
でも、とにかく広告効果がヤバいの。w〕



「あー、すごいね。何か...複雑w」


マネ〔健人が変な事始めてくれたおかげだって！監督が言ってたw〕


「そんな事言えちゃうなんて
さすがだよねw月島監督。」



現場付近に到着するとマネージャーはバタバタし始める。



マネ〔もしもーし！？
あーね。じゃ、逆から入った方がいい！？〕



どうやら、
入り待ちをするファンの数が
4倍ぐらいに膨れ上がったらしい。

サッとTwitterを開くと
予想通り、私に沢山の質問が寄せられてる




@○○○今日は、絶対Aちゃんの写真を 撮りたい!
学校休みました! 健人君と来ますか?


@○○○今日も健人君見たくて朝からずっと待ってます!
一緒の車で来ますか?
大声で呼ぶから、ピースして下さい♡


@○○○少しでも、生で見てみたくて 2時間かけて来ました!
待ってまーす! 手越君も見れたらもっと最高だけど!




え、あんなにゲリラ感満載な感じなのに
こんなに期待されると緊張する。。。w



車は一度裏に回ってタイミングを待つ. . .


「あのー、監督からの指示を
もらってないんだけど？」


マネ〔あー！いや、今日は健人君に任せてるって
言ってたよ？〕





監督？それは結構やばくない？？




「あー、、そう？ 大丈夫かな？」



マネ〔 健人君に任せる感じは大丈夫じゃ、
なさそう。w〕




「うん。 思った・・・w」



マネ〔まあ、監督の決めた事だし
何してもいいんじゃない？
映画の宣伝として、やるんだから。〕




「じゃあ、任せよ。不安だけど、健人君にw」

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