そして、妄想は現実になった。第8章

やってしまった。 ページ17

ふと携帯を見ると
Twitterしか通知が来ない携帯に
またDMが届いてた。



時間を見ると



「超、夜中に送ってきてる. . .」




@○○○.綺麗な空ですね!
何か、切なくなるぐらい...
こういう景色見て色々思い出しちゃう気持ち 共感しますよ!
Aさんは、何を思い出しました?



いつも、DMを送ってくるこの方は
かなり夜型の生活をしてるのが分かった。



@堂下A何を思い出したかは秘密です^ ^ それより、キャラメルフラペチーノにチョコチップは、最高でした!




@○○○.飲みました?僕も大好きです! 女性がラナンキュラス持ってる姿って 魅力的ですね。 特に、Aさんには 似合ってる!
おやすみなさい。



という一言で思い出した。

私は健人君にもらったラナンキュラスを
昨日の現場に置いてきてしまった。


わーお、、、やってしまった。。。


どうか、あの手紙だけは
誰にも読まれてませんように！


そんな考え事をしてるうちに
インターホンが鳴って
ドアを開ける。


また1日が始まった。



CMの撮影は超、長い。



朝から明け方まで なんてのも
よく聞く話だ


ちょっと覚悟したような気持ちで
家を出る。



マネ〔おはよう！さあ、今日は
分かってると思うけど
長〜いCM撮影です！w
頑張るよ！〕



今日も朝から元気なマネージャーは
もうすでに片手に
キャラメルフラペチーノを持っている。



「ありがとう。早朝からスタバは
テンション上がる！w」


この人、ほんとに私の扱いが上手いんだ。



車に向かう途中、マネージャーは
言い出した。



マネ〔映画の撮影が終われば
もっと沢山仕事を受けれるようになるから
今よりずっと、忙しくなるかもよ？〕


「それってありがたい事だね！」


マネ〔家も来週には、変わっちゃうしね...

今より都心部に近付くから、移動時間は短くなる事の方が多そうだけどね！

あ、そんな事より 榎本さん って知ってる？〕



榎本さんって名前を出されて
ドキっとした。


榎本さんは健人君の専属運転手だから


「あー？ネバータクシーの. . .?」


マネ〔あ、やっぱり。知ってたんだ。〕



車のドアを開けながらそう言ったマネージャー。



マネ〔榎本さんが、これをAちゃんに！と。

届けに来てくれたよ？ さっき。〕



あ。。。

また、綺麗な お花が 私より先に車に乗っていた。



スタバを片手に後部座席に乗り込みながら
お花に近付く。

名前も知らないお花。→←取材。

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