きゃりーちゃん。 ページ14
車に残った私と、メイクさんは
他愛もない話で盛り上がる。
メイクさんは、ファッション誌の専属という事もあって
色んなモデルさんと仲が良いらしく
素敵な話を沢山聞かせてくれた. . .
〔あっ、この前ね、きゃりーちゃん
撮らせてもらった時にAちゃんの話に
なったんですよー？〕
「えっ？私の？」
〔そう！きゃりーちゃんも一瞬
映画に出るんですよねー？
知らなかったからビックリしちゃった！〕
「そうです！
撮影で一回だけお会いしたんですけどね^^
すっごく可愛いかったなぁ・・・
お人形さんみたいだった。」
〔ほんとね！分かります！きゃりーちゃん、お人形みたいっ！
でも、きゃりーちゃんもAちゃんの事
すっごく可愛いって言ってましたよ？
全然話せなかった〜〜って残念そうにしてた!w〕
私を、覚えてて くれたんだ。
ってぐらいのレベルで確かに、あの時
全然話せなかった。
格が違いすぎて近寄れなかった
きゃりーちゃんなんて雲の上すぎて. . .
祐君と、まだ仲良しなのかな・・・
マネ〔お待たせ〜！
はい、これAちゃんの分！
なんだっけ？あ、キャラメルフラペチーノに
チョコチップ投入したやつw〕
「投入w ありがとう！」
私は、一口飲みその美味しさに
驚いた。
「うまーっ！え！
もっと早く知りたかったw」
マネ〔誰にオススメされたのー？〕
「ん？...これ？」
マネ〔そう、いつもフラペチーノとか全く飲まないからw〕
「Twitterで 誰かが オススメして た。」
顔も知らないファンの人にDMでやりとりしていて
オススメされたなんて事を言った日には
ついに、見捨てられるw
車内で休憩しながらも
次の撮影現場へと運ばれる 私。
軽くメイクを直してもらって
赤いリップを重ねる
ツヤツヤのグロスまで塗ったから
もう、スタバは自動的に飲めないw
〔じゃ、次ここで！ラストなんでー
お願いしまーす！〕
少し細い路地を曲がり
綺麗とは言えないビルの屋上に上がる
錆びたフェンスと生い茂った緑の葉
その前に私が立つ
このアンバランス感が
何とも言えない空気を出してるとカメラマンは言った
最後のシャッターが押され
撮影は、終わった。
静かで、穏やか な空間の
コンクリートの出っ張りに座る。
雑誌の表紙になる人 とは思えない程
普通な感じ。
私には、分からない
私がどれだけ売れているのか なんて。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 92人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まゆみ(プロフ) - 更新めっちゃ楽しみにしてますー！ (2017年5月17日 5時) (
レス) id: bebb0c2e06 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか - すごくいい展開ですね！！本当に楽しいです。応援してます！！！続き、頑張ってください！！ (2017年4月13日 18時) (レス) id: d19945a1ca (このIDを非表示/違反報告)
はにぃ。(プロフ) - ありす。さん» ありすさん、ありがとうございます！健人君派ですか？？ 頑張って更新するのでゆっくり読んでって欲しいです！ (2017年4月7日 21時) (レス) id: beed4f413b (このIDを非表示/違反報告)
はにぃ。(プロフ) - クッキーさん» 本当に嬉しいお言葉・・・ありがとうございます！これからも頑張って更新しますね！！ (2017年4月7日 21時) (レス) id: beed4f413b (このIDを非表示/違反報告)
ありす。(プロフ) - この作品ほんとに大好きです！！ もう、このお話みたいに映画化とかしちゃえばいいのになっておもいます笑 占ツクのなかで一番好きです！これからも楽しみにしてます！！ (2017年4月7日 12時) (レス) id: e8a2008b56 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Dholic | 作成日時：2017年3月4日 4時
