撮影 last ページ46
緊迫したムードの中で祐君は
スタスタとこっちに近づいてきて
私の腰をグッと引き寄せた
同時に私を健人君から引き離した。
久しぶりに
祐君のいい香りが私を包む
「え！！何！？」
祐『健人？
やっぱ、これ
俺の。』
健『待って
ごめん、手越君。
そんな簡単に渡さないから、
Aは、俺の。』
そう言って私の手を引っ張る。
「え！ちょっと！」
祐『俺好きなの、狂っちゃうくらい。
Aの事。』
真っ直ぐ私の目を見て、
トイプードルのような表情で言った。
「は！？」
突然楽屋に押しかけて来て
何を言い出したのかと
私は、ただ驚いてた
なぜか健人君は冷静で
不思議と怒ってる顔ではなく、
健『手越君、
だーから！Aは！！！
俺のっ！！！！』
祐『ま。”今は”でしょ？』
「ちょっと！何言ってんの！？二人とも！！」
睨み合うかのような二人の視線が
一気に私に向いた・・・
健『・・・・・・で？』
祐『どーなの？A？』
「わ……….たし、・・・・は。」
二人の強烈な視線を浴びながら
まっすぐ遠くを見つめた私は
気が遠くなりそうな程
動揺した
祐『いいから、来い。』
「あ！ちょっと！！ゆー君！！」
強引に私の手を引いて控え室を飛び出した
それを後ろから追いかけて来た健人君が
また私の手を引っ張り離さない・・・
健『いや、こっちだ。
A帰るぞ！』
「なに、これ！！」
風「え何事？は。。。？」
声を聞きつけた風磨君が控え室から出てきた
勝「エンディング予想外すぎw！」
勝利君まで控え室から出てくる始末・・・
「いや、違うの風磨君！勝利君も！気にしないで！！」
祐『お前ら、メンバーだからって
健人の味方するとかないからあー！』
「もお、ちょっ！仕事中だよ！？！！」
健『手越君もいい加減離してよ！
俺が連れて帰るから！』
「もう！勝利くんは見なくていいから！」
「てか！月島監督！何この結末！？」
私のそのセリフをきっかけに
カメラは大きく回り込み
映るのは、セットの反対側
つまり撮影を見守るスタッフが
映し出され
妄想世界から現実に戻るという演出だった
そこにセットの中から出て来た勝利君と風磨君が
カメラに入り込んで言う
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 100人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「中島健人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
K(プロフ) - 更新ありがとうございます！！最後まで祐くんと結ばれる事を願ってます、、、！！！ (2019年11月23日 4時) (
レス) id: 19beb64fce (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - 健人くんと最後は幸せになって欲しいです (2019年10月26日 9時) (レス) id: 7cad5fa4be (このIDを非表示/違反報告)
はにぃ。(プロフ) - パンナさん» 長らく読んで頂きありがとうございます(^^)ラストまで更新出来るように頑張りますね^_^ (2019年10月15日 2時) (レス) id: beed4f413b (このIDを非表示/違反報告)
パンナ - 久しぶりの更新毎日待ってました！手越くんと幸せになって欲しいと今でも思っていますが、更新楽しみにしていますw (2019年10月14日 12時) (レス) id: e053db6158 (このIDを非表示/違反報告)
machabon2(プロフ) - 健人派 と打ったつもりが… (2019年5月6日 23時) (レス) id: 1c8dd92f54 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Dholic | 作成日時：2018年4月5日 5時
