28.横山 ページ28
渋「ヨコー。上がったで。」
すばるが風呂から上がってきた。
そのまま冷蔵庫に行って、水を飲んでいる。
渋「俺、もう寝るわ。ケホッケホッ」
そう言って、寝室に行こうとする。
あ、髪乾かしてないやん。
横「すばる、髪乾かさな。
また、風邪酷くなるで??」
渋「でも、疲れた...。」
すばるは立ってるのがしんどいのか、
その場の床に座り込んだ。
横「しゃーないな。
乾かしたるわ。」
そう言って、すばるの元に行って立たせる。
横「椅子に座っとってや。
ドライヤー持ってくるから。」
そう言って、洗面所まで取りに行く。
戻ったら、すばるはテーブルに伏せていた。
横「すばる??まだしんどい??」
渋「頭痛い...。ケホッ
咳もしんどい。ケホッケホッゴホ」
横「じゃぁ、咳止めと、頭痛薬のもっか。」
ポーチから薬をとって、水と一緒に渡す。
すばるはそれを飲んで、また伏せた。
横「そのままでいいからな。
ドライヤーかけるで。」
声をかけて、すばるの髪を乾かしていく。
ちょっとやりにくいけど、しょうがない。
横「熱かったら言ってなー。」
渋「コクン」
すばるの髪の毛は、ほんとにサラサラで、
指を通すと、絡まりがなく、気持ちいい。
なんかええなーって思いながら乾かしてると、
ひなが帰ってきた。
しかも、ジャージ姿で。
村「ただいまー。」
横「おまえ、なんでジャージやねん。」
村「寝るときの服や。家で風呂も入ったし、
もうパンツも脱いできてん。」
横「そんな情報いらんねん。」
アホな顔で言うから、笑えてくる。
村「すばる、寝てるやん。」
咳もさっきより収まってるし、薬が効いたんかな。
髪が乾いた。
ひなが抱き上げて、寝室に連れて行く。
横「あ、まだ熱計ってない。」
思い出して、体温計を持って、俺も寝室に行く。
横「ひなー。体温計。」
村「まだ計ってないんかい。」
体温計を渡して計らせる。
ピピピピ
村「37.7℃」
横「微妙やな。」
村「38℃代まで行かんどけばなんとかなるかもしれんけど。」
横「まぁ、とりあえず寝ようや。」
村「そやな。」
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結莉(プロフ) - 愛璃守さん» 愛璃守さん!!コメントありがとうございます!!まさか読んでいただけるなんて...。本当に嬉しいです(*^^*)更新頑張ります!! (2013年9月23日 11時) (レス) id: 8e73014a94 (このIDを非表示/違反報告)
愛璃守(プロフ) - すばるがどうなるかメッチャ気になります(>_<)更新、自分のペースで頑張って下さい^^*応援してます♪ (2013年9月23日 7時) (携帯から) (レス) id: 12ead0c33b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:結莉 | 作成日時:2013年9月11日 22時