20.渋谷 ページ20
朝、目が覚めたらひながおった。
村「おはよ。調子はどうや??良くなった?
咳もそんな出てなかったしな。｣
渋「ふつー。でも、頭痛い。｣
体のだるさや、咳も昨日よりましになっていた。
ヨコは仕事に行ったっぽい。
村「熱計り。まだ高いようやったら病院行くで。」
ひなに体温計を渡されて計る。
音が鳴って画面を見ると、37.4℃
渋「ひな。はい。」
村「お、下がってるやん。よかったな。
飯食うか??りんごあるで。ゼリーも。
あ、おかゆさん作ったろうか??」
渋「りんごでええわ。」
全部消化にいいもの。
風邪引いた時の定番メニュー。
まぁ、しょうがない。
ベッドからおりて、リビングに行く。
そしたら、キッチンでリンゴの皮を剥いているひながおった。
村「あ、起きてきたん??
寝てても良かったんやで。」
渋「そこまでしんどくないし、ええよ。」
そういって、椅子に座る。
その間、テレビをつけて、朝のニュースを見る。
テレビを見ながらぼーっとしていると、
"お前が風邪引いたせいで、朝からいろいろして。いい迷惑や。"
ﾊｯとして、ひなを見ると、りんごを切っている。
今の、ひなが言うたん??
ここの部屋にはひなと俺しかおらへん。
渋「なぁ、ひな...。
やっぱりさ、久しぶりのoffなのに、俺の世話とか迷惑やんな。」
ひなはびっくりしたような目でこっちを見てくる。
切り終わったりんごを持って、俺の前に座る。
村「なんでそんなこと言うてんの??
そんなこと、思うはず無いやんか。
今までもこうやってしてきたやろ??」
渋「じゃぁ、なんでそんなこと言うたん??
どっちが本心か分からへんやん...。ｹﾎｯｹﾎｯ
やっぱ、俺帰るわ。熱も下がったし。」
村「なんでそんなこと言うてんねんって言ってるやろ。
せっかく治ってきてるんやから、完全に熱が下がるまで帰さへんで。
ほら。りんご食べ。」
ひなが俺にフォークでさしたりんごを渡してくる。
そんなん言われたら帰れへんか...。
渋「いただきます...。」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 160人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「病系」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
結莉(プロフ) - 愛璃守さん» 愛璃守さん!!コメントありがとうございます!!まさか読んでいただけるなんて...。本当に嬉しいです(*^^*)更新頑張ります!! (2013年9月23日 11時) (
レス) id: 8e73014a94 (このIDを非表示/違反報告)
愛璃守(プロフ) - すばるがどうなるかﾒｯﾁｬ気になります(>_<)更新、自分のﾍﾟｰｽで頑張って下さい^^*応援してます♪ (2013年9月23日 7時) (携帯から) (レス) id: 12ead0c33b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：結莉 | 作成日時：2013年9月11日 22時
