My mind1 〜red〜《病系》

14.村上 ページ14

すばるを抱き上げて、楽屋に急いだ。


体が熱い。結構熱あるかもしれへんな。



楽屋について、ソファーに寝かせる。

この間もﾊｧﾊｧ言っていて息が荒いし、咳も出てる。



村「すばる、最初から言ってくれたら良かったのに...。」


渋「ﾊｧ...ｯひな、ごめん、な??...ｹﾎｯ」


村「謝ることなんかないで。
どっか辛いとこない??」


渋「頭...ｹﾎｯｹﾎｯ」


村「そか。話したら頭に響くやろ??寝とき^^」



そう言ったら、すばるは目を閉じた。

寝てはいないみたいやけど。




ｶﾞﾁｬ




横「体温計、借りてきたで。ついでに、熱さまシートももらった。」


村「ありがと。助かったわ。」



ヨコから体温計を受け取って、すばるの脇に挟む。

ヨコは医務室から貰った熱さまシートを貼って毛布をかけた。




ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ




体温計を出すと、



村「38.9...。」


横「めっちゃ高いやんけ...。」


村「すばるは今日は終わりやろ??
どうする?」


横「俺も終わりやから、連れて帰るわ。」


村「お願いするわ。
仕事終わったら、俺も行くわ。」


横「でも、すばる車やろ??どうすんねん。」


村「あー...俺、マネージャーの車できたから、乗っていこうかな。
すばるー。車乗って帰っていいか??」


渋「ﾊﾞｯｸから鍵とってええよ...。ｹﾎｯｹﾎ」


村「ありがと。」


横「じゃぁ、先帰るな。」


村「あ、俺荷物持っていくで。」


横「助かるわ。」



ヨコがすばるを抱えて、俺が2人分の荷物を持つ。


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