135.チーム京極兄弟 ページ35
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今度は京極兄弟の番だ。
京極兄弟とは、練習にも付き合ったことがある。
そのため、幾分かは気が楽だと思っていた。
京極兄弟が演じるのは、学校一人気者の尊人と、尊人にコンプレックスを抱く友人竜。
そして、尊人はAの彼氏だった。
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尊人「A！今日もデートしようぜ。
アイツらの誘い全部断ったから。
え？先生に呼ばれてる？
しょうがねえな、じゃあうちで待ってるから、あとでこいよ。」
尊人らしいニカッとした笑みで、頭を撫でてくる。
尊人「あっ、そうだ、その前にこっち向いて。」
何かと思っていると、不意に尊人が頬にキスをしてきた。
((！？))
観客席からは、普通のキスシーンに見えただろう。
悲鳴にも似た歓声が上がった。
尊人の出番はそこで終わりなのか、尊人が捌けていく。
すると、柱の所に立っていた竜が、Aの目の前に立った。
竜「………なあ、アイツと別れる気はないのか？
ほら、アイツすげえモテるから、色々嫌な思いもしてるだろ？
平気って……もっとワガママ言えよ。
っつーか、俺が言いたいのはこんなことじゃなくて。
俺があんたを守りたいんだ。
アイツじゃなくて、俺の側にいてほしい。
俺を選べよ。」
目をそらさず、全ての台詞を真っ直ぐ見つめて言ってくる竜。
照明が消えるまで、Aも竜から目が離せなかった。
竜「はぁ〜、やっと終わった！」
尊人「緊張したなあ！」
『こっちの台詞だよ！！
キ、キスシーンあるなんて聞いてない……』
尊人「俺もビックリしたけど、一応口にはしなかったんだから良いだろ？」
『それは……そうだけど……
それに竜ちゃんも、すっごい見てくるし、余計緊張するじゃん。』
竜「は？あんたがずっと見てろって言ったんだろ。」
『そうだった………』
余計なこと言ったなと後悔しながら竜の方を見ると、竜はフッと艶やかに笑った。
竜「覚悟しとけっつったろ？」
((……っ！))
不本意にもドキドキしてしまい、誤魔化すようにそっぽを向くと、そのままステージの方へと戻っていった。
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うみか(プロフ) - ゆなさん» ありがとうございます！これからもネクストには活躍していただくので、よろしくお願いします。 (2021年7月29日 21時) (
レス) id: 81b182e416 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 更新ありがとうございます！いっちゃん好きなのでなんなほっこりします (2021年7月29日 1時) (レス) id: 333f181d63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うみか | 作成日時：2021年7月27日 0時
