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リスカ (雅紀) ページ4

雅紀side


ロケ中の休憩時間。


聞こえてくるのは、
俺の悪口を言っていたスタッフさんの声。


この前、たまたまなのか、
少し大きめの声で
俺の悪口を言っているところに遭遇したから。



…間違いないはず。





ス1「何か、いっつもヘラヘラしてんだよなー」


ス2「あー、確かに。」


ス1「次、再開したら…」


ス2「………………ですね……」




もう一人のスタッフさんと歩きながら、
打ち合わせをしているようにも聞こえるけど、今の俺には全て悪口や企みのようにしか、
聞こえない。



確かに、
ヘラヘラしているように見えるかもしれない。

…でも……ちゃんとやってるのに…!




…飛び降りてみようかな。

…お酒を大量に飲んでみようかな。



考えるだけで、
死を覚悟しているようにも思えるこの行為。

もう、自分が嫌になってしまったんだ。

でも…その考えとは裏腹に、
メンバーのことを考えてしまう俺は、









…何もできない未熟者だ…………………。

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作者名:潤love | 作者ホームページ:http://id37.fm-p.jp/502/ars0830m/  
作成日時:2015年7月7日 6時

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