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なんとか、岸に連れ戻し、砂浜に座らせた。
『詳しく、お話を聞かせてください。』
少し落ち着いたところで、樫木さんの旦那さんにそういうと、少し戸惑った様子だった。
けど、少しして落ち着いたのかポツリポツリの話し始めた。
旦「あれは、みきが生まれてすぐ、マタニティーブルーになった由美が育児放棄をするようになりました。
でも、なんとか改善して今はしっかりみきの面倒を見るようになりました。
でも、半年前。
ほんまにほんまに、出来心でっ
一度だけ、浮気をしてしまったんです。
それがバレてしまってから、俺への暴力が始まりました。
最初は、俺でも止めれる程度だったんです。
だんだんエスカレートして・・・っ！
あのままやと殺される。
そう思って、逃げたんです。」
話をしている最中、震えてる彼。
ほんまに怖かったんやろうな。
やはり、お金はみきちゃんの養育費と手切れ金として送ったものらしい。
逃げてきたのはいいが、いつどこで見つかるかわからないからということで、死のうと思ってここまで来たらしい。
望「・・・お話はわかりました。
実は、僕ら樫木裕美さんにあなたの捜索をするように言われてたんです。」
旦「え・・・？！」
望「ただ、
あのー、こんなこというのもなんなんですが、僕と旦那さんそっくりやないですか？
それで、樫木さんは今僕を旦那さんに重ねてる状態です。
みきちゃんと樫木さんのご両親に預けてるようです。」
そう伝えると、旦那さんは頭をかかえた。
旦「俺はどうしたら・・・」
望「とりあえず、一緒に大阪に戻りましょう。
もちろん、あなたのことは僕たちが守ります。」
のんちゃんがそういって旦那さんの背中をさすった。
『あのっ
旦那さんの下のお名前教えてもらえませんか？
ずっと旦那さんって呼ぶのもあれなんで。』
旦「あ、樫木太一といいます。」
『じゃあ、太一さん。
ずいぶん疲れてはるみたいやし、わたしたちの部屋でよければ一緒にきませんか？
ゆっくり寝て、ご飯も食べて元気出しましょう！』
わたしたちが、旅館に事情を説明すると快く受け入れてくれて、むしろ太一さんのために部屋を準備してくれた。
太一さんを部屋に案内して、わたしたちの部屋に戻ると携帯に淳太くんからの着信履歴が残っていた。
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yusei(プロフ) - もちろん読ませてもらいます！ のろのろ更新でも大丈夫です笑 作者さんのペースで頑張ってください！ (2016年6月11日 23時) (
レス) id: 8f9f07ecbf (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - yuseiさん» そういっていただけてうれしいです！いつ終わるかもこの先も特になにも決まってないので、これからものろのろ更新すると思いますがよかったらまた読んでください★ (2016年6月9日 19時) (レス) id: 904cb723fa (このIDを非表示/違反報告)
yusei(プロフ) - いつも読ませてもらってます。家に帰ったら読むというのが習慣になってます。これからも頑張ってください！応援してます！！ (2016年6月9日 18時) (レス) id: a0b5d99bb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りこ | 作成日時：2016年6月3日 7時
