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望「めーちゃ、気持ちよかったー!」
章「ほんまやな!」
部屋に戻ると、浴衣姿の男性陣がくつろいでいた。
母「そろそろご飯やんなー。
今日はお肉たーっくさんでてくるでー!」
『うわー!めっちゃええね!』
廉「食べすぎたら太るで。」
『うるさい。』
そんなやりとりをしてると、仲居さんが部屋に来た。
「そろそろお料理お持ちしてもよろしいでしょうか?」
母「お願いしまーす。」
それからたくさんのお料理が運ばれてきた。
どれもこれもおいしそう。
お酒も進んでみんなええ感じ。
廉「ちょっと俺トイレいってくるわー。」
一通りお料理が出た時、廉がトイレに立った。
母「ほんまにここの料理おいしいなー!」
章「せやんなー!」
望「ほら、名前これも食べ?」
『ありがとー。』
その時やった。
部屋の電気が消えた。
母「え?停電?」
章「ユキコさん大丈夫?!」
章大くん、うちのお母さんは停電ぐらいで動じませんよ(笑)
パンパーン!
少ししてから部屋に響くクラッカーの音。
そして、部屋の襖が開き、ケーキを持った廉が入ってきた。
廉「おかん!おとん!
結婚おめでとー!」
『おめでとー!』
望「おめでとうございまーす!」
母「え?!」
章「な、なにこれ?!」
ロウソクの火を消すようにと、ケーキをお母さんと章大くんの前に持ってくる廉。
母「え、これ消すん?」
『はよ、消してやー!』
早く火を消すように催促をした。
母「ふっー。」
お母さんが火を消したので部屋の明かりをつけた。
ケーキの上にはウエディングドレスとタキシードをきてるカップルの人形のお菓子と、ハッピーウエディングと英語で書かれてるプレートがきれいに飾ってある。
母「なにこれ・・・聞いてない」
廉「言ってないもん。」
泣きそうなお母さんに、もう泣いてる章大くん。
章「ほんまにっ、うれしい。」
『章大くん泣きすぎ(笑)』
泣きじゃくる章大くんにタオルを渡した。
まだちゃんと結婚式も新婚旅行も行ってない二人。
大したことできひんけどお祝いしてあげようって言い出したのは廉やった。
ちゃんと章大くんのことお父さんとして認めたんやなって思って安心した。
『じゃあ、この後は?』
望「御新婚のお二人で仲良くやってくださーい♡」
廉を連れて、わたしとのんちゃんの部屋に戻った。
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yusei(プロフ) - もちろん読ませてもらいます! のろのろ更新でも大丈夫です笑 作者さんのペースで頑張ってください! (2016年6月11日 23時) (レス) id: 8f9f07ecbf (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - yuseiさん» そういっていただけてうれしいです!いつ終わるかもこの先も特になにも決まってないので、これからものろのろ更新すると思いますがよかったらまた読んでください★ (2016年6月9日 19時) (レス) id: 904cb723fa (このIDを非表示/違反報告)
yusei(プロフ) - いつも読ませてもらってます。家に帰ったら読むというのが習慣になってます。これからも頑張ってください!応援してます!! (2016年6月9日 18時) (レス) id: a0b5d99bb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りこ | 作成日時:2016年6月3日 7時