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『のんちゃーん？』
お風呂から上がったら教えろって言われてたから、のんちゃんの部屋にいった。
ノックしても返事がないから、悪いと思いながらも部屋のドアを開けるとワイシャツのままベッドで寝ているのんちゃんがいた。
『寝てる。』
気持ちよさそうにスースー言いながら寝てる。
寝てるとき、赤ちゃんみたいやなー。
なんかむにゃむにゃ言ってるし。
望「んー、A・・・」
『ん？起きたん？』
わたしの名前を呼び、また寝息を立てるのんちゃん。
『寝言か。』
可愛いなーと思ってつい頭を撫でてしまった。
望「んー、好きっ・・・」
『え？』
望「んー・・・」
頭に手を置いたまま、固まってしまっているとのんちゃんが目を覚ました。
望「おそい・・・」
目をこすりながら、体を起こす。
『ちょっと疲れてたから長くなっちゃった。
じゃあ、疲れてるから寝るね。』
そういって立ち上がろうとしてふとのんちゃんの首元に目線がいった。
ワイシャツにピンク色の口紅。
・・・やっぱりなんかあったんや。
のんちゃん、背が高いから普通にしてならあんなところに口紅なんかつくわけない。
「なあ。」
『何。』
「あの賢人って男なんなん。」
不機嫌そうにそういって、クローゼットからスウェットを出し始めたのんちゃん。
『のんちゃんには関係ない。』
素直になれないわたしは、思わずそう答えてしまった。
「今日さ、エスコートしてた人にお付き合い前提に友達始めませんか？って言われてん。」
え・・・
そんなことわたしに言われても、わたしはのんちゃんのことを縛る権利なんてもないし、そんなことする勇気もなかった。
でも、びっくりしたから思わず固まってるとのんちゃんがわたしに近づいてきて耳元でこういった。
「今のうちやで？」
『え？』
意味がわからなくもないが、わたしにはちゃんと理解ができなかった。
なんで言ってくれないんだろうって。
やっぱりただ遊ばれてるだけなんやなって思ってしまった。
『わたしには、のんちゃんのこと束縛する権利なんてないから。』
近すぎるのんちゃんの胸を押して、わたしはそのままのんちゃんの部屋を出た。
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りこ(プロフ) - flowerさん» 遅くなってごめんなさい。こちらこそいつも読んでいただいてありがとうございます！続編も作りましたのでよかったら読んでください★ (2016年6月3日 15時) (
レス) id: 1f1f7fd7e0 (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - Nonちゃんさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてうれしいです★続編もまた作りましたのでよかったら見に来てください！ (2016年6月3日 15時) (レス) id: 1f1f7fd7e0 (このIDを非表示/違反報告)
Nonちゃん - とっても面白いです！ 読んでいるだけでなんか楽しい気持ちになりました。これからも頑張ってください！ (2016年6月2日 21時) (レス) id: c3c5a3c1b0 (このIDを非表示/違反報告)
flower - りこさん» 名前ありがとうございます！これからも楽しみにしてますねー！！ (2016年5月19日 18時) (レス) id: 1be76d0023 (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - ちぃさん» コメントありがとうございます！恋愛関係になるかはわかんないんですが絡みは作る予定です！また短編などで淳太くんのお話作りますね！ (2016年5月19日 5時) (レス) id: 8caeeb0556 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りこ | 作成日時：2016年5月18日 8時
