転生したら乙女ゲーの悪役令嬢とかベタすぎて笑えないんですけど。

これが所謂“プロローグ” ページ1

『ほんっと、クソみたいな人生だったわ』

最期に自然と口から零れたのはそんな言葉。


生まれつきのアトピー性皮膚炎。


家にパソコンもWi-Fiもなかったせいで、中学に入るまでインターネットなんて授業で触ったくらい。


バラエティ番組よりニュースの方がよっぽど興味深くて、更に言うならテレビ見るよりも本を読む方が楽しいし。


ファッション雑誌を買うくらいなら同じお金で漫画か小説買うし。


オシャレなんか興味無いよ。服にお金かけるよりも、同じお金で美味しい物食べた方がいいじゃん？



そんな性格のせいで、小中高としょっぱい青春(と呼べるかどうかもわからないもの)を過ごしてきた。

でもまあ反省も後悔もしてないけどね。


唯一後悔してるとすれば今かな。

通り魔からパリピ庇って刺されるなんてね。ドジ踏んだな……

しかもこいつ、前に私の本破いて捨てたやつじゃん。

本格的にやらかしたな。見捨てるべきだったか？

いや、でもそれは人としてどうかって感じだし。


ていうか、こんなこと考えてるけど今私生きるか死ぬかの瀬戸際じゃね？

あれ？これもう死んでる？死んでるの？(笑)









笑い事じゃねえ

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