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｢明日は一緒に帰れる?｣
『明日は････部活があるから無理かな』
｢そっか、バイバイ。今日は付き合ってくれてありがと｣
ミンギュくんは少し寂しそうな顔で手を振る。なんだかいつもよりも一回り小さく見えるくらい。････もう、早く家に上がろう。
そう身をひるがえすと、ミンギュくんが私の袖を軽くつまんで引き止めた。
『え････えっと････?どうかした････?』
｢俺と帰るの嫌だった?｣
『え、いや、そんなことは････』
そんな質問してくると思わなかった････。なんかミンギュくんって自信に満ち溢れてる人かと思った。まあそうなんだろうけど。多少不安になることもあるんだ
実際、思ってたより帰り道は楽しかったかもしれない。絶対会話は絶えないようにしてくれたし、お互いのことも少し知れたし。
『た、楽しかったよ。いつもみたいに1人で帰るよりは全然!』
｢ほんとに?その割には笑ってなかったけどな〜｣
『い、いやいや!楽しかった楽しかった!』
前言撤回彼はすごく自信家ですすごく
自分の可愛いところとかかっこいい顔を知ってるよね絶対。さっきまで寂しそうだったのに今はもう手のひらで転がされてるような感じ。
あとたまに顔がはらたつ、ほんのちょっと。まあそういうところも含めてモテてるんだろうけど。
改めて私とは不釣り合いな人だな。
『ミンギュくんこそ、私と一緒にいて何がいいの?』
｢え、わかんないの??｣
『わかんないのって言われても････だってミンギュくん私と一緒にいてメリットないじゃん』
｢そりゃ････」
｢好きな人とはずっと一緒にいたいじゃん｣
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作者名：むつごろー | 作成日時：2022年8月23日 14時
