やまだくんの彼女はいのお担

◎ ページ50

-ちねん-




「ちょっと、ゆうてぃー！
昨日Aに何かした！？」


昨日送ってもらった身分で何を言ってんだか、
7の楽屋に入るなり ゆうてぃーにつっかかる涼介。




2人の氷河期を知ってる僕らから見れば
こんなにわかりやすくぷんぷん怒って見せる涼介はむしろ健全そのもので、微笑ましい光景だなぁ、なんて眺めていた。

…圭人はけっこうビビってたけど。





「今朝になったら急にAが
裕翔くんって本当にかっこいいね！王子様だよね！とか言い出したんだけど！！」



台本に目を通していたゆうてぃーは
涼介のその言葉に、一瞬黒っぽい目を見開いて
次の瞬間 ぶはっ、て吹き出した。



「なに、笑い事じゃないんですけど」


「はは、あーもう面白い！」


「な に が ！」




「あのね、Aちゃんの中で俺が王子様なんだとしたら、お姫様はやまちゃんなんだよ？」



「…は？おれ？…なんで？」





ふぅん、なーるほど。


ゆうてぃーのその一言で、ある程度のことが理解できた。僕、頭いいから♪



きっと、昨日涼介を送って行ったゆうてぃーが、涼介に対して何か男前な振る舞いをしたんだ。
だから、腐じょ…いや、自称コンビ萌えの感性を持っているAは、ゆうてぃーを‘涼介の王子様’と認定したんだな、って。





「これからも守ってあげるよ、やまちゃん♪」


「え、なに？なんなの？」


「ほーら、おいで！ぎゅーしてあげるから！」


「えー！やだ、怖い！ゆうとくん怖い！
知念たすけて！ねぇ！」





両手を広げて涼介を追いかけるゆうてぃーと
逃げる涼介。





あぁ、今日もじゃんぷは平和だなぁ。

うん。







END…？


_________________

ゆうとくんのお話が書きたい！
王子様させたい！という自己満でした…が！

面白かったって少しでも思っていただけたら
コメント残していってもらえると嬉しいです！

みなさんの感想が次への活力ですので！(^^)


実はこの「飲み過ぎ注意で一大事」で丁度お話いっぱいとなりました。
ここまで書いて来れたこと、読みに来てくださったみなさん一人一人に感謝しかありません。ありがとうございました。


ではまたお会いできることを願って


あ、最後に。
書いといて今さらなんですけども
最近ゆうとくんてやまだくんのこと「やま」って呼んでるよね？…ね？


9/11
『続！やまだくんの彼女はいのお担』始めました。
はじめっからまじでくだらないですが
よろしければ読みに来てくださいね♡

この小説の続きへ→←◎

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す