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キヨおきた
数時間後、連絡が来た。
どうやらベッドから出る気はないみたい。
ここまで甘えてくるの珍しいな。
寝室に行きベッドに腰掛ける。
「顔色良くなってるね。」
「だいぶマシになった。看病してくれてありがと。」
「ううん。良かった。」
「やべ、マスクすんの忘れてた。」
「あ、私も･･･。」
用意して来たのに付けるのをうっかり忘れていた。
「そこまで頭回んなかったわ。移してたらごめん。」
「大丈夫。私が風邪引いたらキヨくんが看病してくれるでしょ？」
「するよ、ちゃんと。」
「ありがと。そう言えば、寝言喋ってたよ(笑)」
「なんつってた？」
「私の名前呼んでた。」
「マジ？Aちゃんとデートする夢見てたのは覚えてるけど。」
「そんな夢見てたの？」
「恥ずかし(笑)･･･よっと。」
少しズレて隣に来るよう促される。
「一緒に寝てようぜー。」
ゆったりとした時間を過ごした。
次の日、私は風邪を貰わず、キヨくんもピンピンしていたので良かった。
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作者名：しげのん。 | 作成日時：2019年9月21日 14時
