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私が先にお風呂に入る事になった。
「もう入っていい？」
「いいよー。」
髪や身体を洗い終え、湯船に浸かった頃に声を掛けられた。
許可をすれば嬉しそうにキヨくんが入って来る。
目を閉じてリラックスしていると、
「入るよ」と声が聞こえた。
伸ばしていた脚を曲げて前の方に少し移動する。
「早かったね。」
「急いだけどちゃんと洗ったからね！」
「分かってるよ(笑)」
後ろの空いた隙間にゆっくり入るキヨくん。
そのまま優しく引き寄せられる。
「すべすべだな。」
「入浴剤入れたから。」
「別に入れなくても良かったけどね(笑)見えないじゃん。」
「･･･やっぱり入れて正解だった。」
「冗談(笑)逆上せたりしてない？」
「まだ大丈夫かな。お水持って来たし。」
私が飲むと「俺にも頂戴」と言うので
「はい」とノールックで渡す。
ごくごくと飲む音がすぐ後ろから聞こえた。
「はあ〜。サンキュー。」
水を置き、またキヨくんに頭を預けると身体にツー、と触れて来て。
「やっ･･･！」
やんわり抵抗しても止めてくれない。
力が入らず、キヨくんの手も掴めない。
「こっち向こうか。」
同意の返事をする前に、向き合うようにくるっと半回転させられる。
「いい眺め(笑)」
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作者名：しげのん。 | 作成日時：2019年9月21日 14時
