【実況者】My Life #2 (ページ36)

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「玄関まで･･･。」

と言いながらベッドから出るもフラフラしていて、咄嗟に腕を掴むと

「大丈夫･･･！」

強く拒否される。

声を荒らげた事に、自分自身も驚いている様子だ。

「ごめん･･･急に大声出して。」

「こちらこそすみません･･･。」

「嫌な訳ではなくて。･･･好きだからこそ拒否しちゃった。」

「えっ･･･。」

「ごめん、困らせて。今は上手く話せないや。」

「･･･分かりました、帰りますね。」

「うん」と小さく返事をしてゆっくり歩き出すレトさん。

お互い沈黙したまま。

流れるようにドアの前に立った。

「看病しに来てくれてありがとう。気を付けて帰ってね。」

「はい。お邪魔しました。」

最後は何事も無かったかのように見送られた。

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それから2日後、連絡が来る。

レトさんこの間はありがとう。
お陰ですっかり元気になりました。
また2人で会うのはダメだと思うからLINEで言うね。
俺Aちゃんの事好きだった。
返事を求めてる訳じゃないけど、中途半端に気持ちが伝わってしまったからちゃんと伝えたくて。
自分勝手で本当にごめん。
我儘だけど、これからも実況者の友人として変わらず仲良くして貰えたら嬉しいです。

Aありがとうございます
これからもよろしくお願いします

もうこの事は一生口に出さないんだろうなと感じ、当たり障りのない言葉を返してお互い話を終わらせた。

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