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その後、料理が出来上がるよりだいぶ早く私の家に着いたキヨくん。
プライベートだとタメ口も慣れて来たけど、敬語が抜け切れてはいない。
「まだもうちょっと時間掛かるよ。」
「じゃあ俺その間に編集してる。今日の分の。」
「まだ動画準備してなかったの？」
「これから。Aちゃんはもうした？」
「予約投稿しておきました。」
「早。Aちゃんに会いたくてとりあえず来ちゃったからさ。」
「･･･ちょっとキュンとしたかも。」
「ちょっとかよー(笑)」
「ふふ(笑)編集頑張ってください。」
「秒で終わらせるわ。」
料理が出来て様子を見に行くと、丁度伸びをしているキヨくんの姿が。
「ご飯出来たよ。」
「こっちも今終わったとこ。」
「じゃあ食べよっか。」
「おう。」
「「いただきます。」」
偏食家のキヨくんだけど、苦手な物も頑張って食べてる姿は愛おしい。
「Aちゃんが作ってくれた物なら何でも食える気がする。」
「綺麗に避けてる野菜が見えるけど？」
「･･･ごめん、何でもは言い過ぎた。」
「全部とは言わないけど、少しは克服出来るといいね。」
「そうだなー。協力よろしくお願いします。」
「頑張ります(笑)」
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作者名：しげのん。 | 作成日時：2019年8月22日 15時
