検索窓
今日:4 hit、昨日:7 hit、合計:129,343 hit

騙してた。12話 ページ12

部活の時間


黒「チーッス…」


いつもより早めに来たせいか誰もいない


黒「……」


少しでも気を紛らわせるためにバレーの練習に入った


数分経つとガラッ!!と体育館の扉が開いた


黒「!……」


Aをチラリ、と見てまた練習を始めた


貴「…さて、ドリンク作りでもしますか…!」


Aは気にしていないようにドリンク作りを始めた


黒「…ッ」


無我夢中で練習をしていると


黒「…てぇ…」


手を突き指してたらしかった


黒「……少しくらいは……」


Aに「ごめん」と言えるかも知れない


そう思いAの所へ向かった


貴「〜♪」


見ると鼻歌を歌いながらドリンクを作っていた


それを見ながら「やっぱり可愛いな」なんて思いながら


黒「わりぃ。手ェ突き指した」


そう言うと


貴「本当!?分かった!今、準備するから待ってt…」


驚き顔で俺を見たが


黒「…」


俺だとわかると


貴「…待ってて。」


冷めた声でそう言った


貴「…」


黒「…」


包帯を巻かれている間ずっと無言だった


貴「…終わり。」


そう言って俺の手から指を離す


ギュ…


貴「…何のつもり?」


離れたくなくてAの手を握った


黒「…ごめん。」






言えた。






謝れた。






でも







貴「…何の事?私を騙した事?…楽しかったでしょ?騙せて。

じゃあ、いいじゃん。終わった事。

これからは“バレーとクラスが同じ女子”って事でいいでしょ?」


Aの反応はそっけないものだった


黒「ッ…」


貴「早くコートに戻ったら?」


そう言って握られていた手を離し背を向けた


黒「…ッ」









好きな女からこんなにもそっけなくされるのが










こんなに辛い事だとは思わなかった……

騙してた。13話→←騙してた。11話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (266 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
577人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー!! , 黒尾鉄朗 , 音駒   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

白雪姫(プロフ) - 最後に更新されてから時間が経っていますが、本当に切なくてすごく素敵な作品だと思います。また更新されるのを楽しみにしています。頑張ってください! (2017年5月20日 0時) (レス) id: ae108d0cc4 (このIDを非表示/違反報告)
Coffeejelly - 「弧爪」じゃなくて、『孤爪』ですよ。 (2016年5月8日 11時) (レス) id: 72630538da (このIDを非表示/違反報告)
ゆり - はじめは題名のせいで抵抗あったけど、今は一番好きな作品です!スランプ、大丈夫ですか?ゆっくりでいいです!応援してます!頑張ってください! (2016年5月5日 10時) (レス) id: f35886d00e (このIDを非表示/違反報告)
甘党love(プロフ) - 頑張ってください!更新、待ってます! (2016年5月1日 23時) (レス) id: 5d4601b43f (このIDを非表示/違反報告)
ほたる - うっ…(泣(野太い声w)この話で研磨の好感度がめっさ上がったのは内緒←(クロかわいそすぎるわ)続き書いてくださいね?てか空欄って…全然この位普通だと…てか一番お話に入り込みやすい書き方だと思うんですが…? (2015年12月13日 3時) (レス) id: bb58087f94 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:桜月 | 作成日時:2015年9月11日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。