60話 ページ13
.
松野くんと花火をすることが決まってワクワクが止まらない
いつするの?と聞けば、メールするとのことでそれを待つことになった
そういえば、連絡先交換したのに集会連れて行ってもらった日以来、電話もメールもしていないな
「夏休みだから、夜中にメールしても起きてるかな」
「…憶えてたのかよお前」
「うん…実際送るのは気後れしてやらなかったけど」
「……別に送ってもいいけど、俺は夜中に電話してやるぞ」
「電話!?…無視しよ」
「出ろよ!」
「嘘だよ、ちゃんと出てすぐ切るね」
「すぐ切るのかよ、ひでー奴だな」
あははと大きく口を開いて笑う
松野くんと話すのは楽しいな、
こんなに話題が尽きないっていうのは、女の子のお友達でもなかなかいなくて、多分学校で一番楽しい時間は松野くんと一緒にいるときだ
素敵な友達ができてよかったなと自然と笑みが溢れた
………………
千冬side
先生が教室に来て、廊下に出て並べと言われる。今から長い長い無駄な時間が始まる。校長の話とか生徒指導の話とか本当長すぎて結局何を伝えたいのかがわからない。
廊下に出て名簿順で並ぶ。俺の前は真壁なので、さっきまでの会話の延長のようにまた話し続けてたが、体育館についたらさすがに真壁も前を向いた
今日はお団子だから、真壁のうなじがくっきり見えてドキッとする。首が見えていると妙に色ぽく見えるからおかしな話だ。やばい、まじで目に毒だ…
見てられなくなった俺は顔を下げて、昨日場地さんと話した内容を思い出したり必死に違うことを考えた。
真壁といると気持ちがめちゃくちゃにされる
…………………
「じゃあ、松野くん。メール待っているね」
「おー。今日の夜する…」
「うん!じゃあバイバイ!……あおいちゃん帰ろ〜」
真壁は、俺に別れを告げると友達と帰って行った
“また新学期“にならなくて本当によかった
花火、いつにしよう…
8月3日に愛美愛主との決戦があるから、その後がいいな
いろいろ全部落ちついた後にゆっくり真壁と会いたい
うん、そうしよう
まあ、真壁のことだから多分マイキー君も連れて来るだろうな
でもそれは別にいい。俺は真壁と会えればそれで十分だから
.
.
250人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミルクレープ | 作成日時:2021年6月17日 0時