BTS 僕らのたった一人のヌナ

Angel ページ46

＊歌詞ではなくMVをイメージしてお読みください


今日も花束を買う

もう片方の手に持っている袋には苺が入っている

コンコン

ドアをノックして入ると

そこにはベッドに座る君の姿がある

僕を見て微笑む彼女

君は僕にとっての天使だ

その笑顔を見るためにいつだって会いたくなる









窓から見える景色は雨

つまらない顔で1人病室で本を読む

時計を眺めるといつもより少し遅い時間

ドアのノックが聞こえる

ずぶ濡れな君が顔を出したから

私は慌ててタオルを差し出す

私にとって君は天使だ

その顔を見れば私はなんだって頑張れる気がする









今日のバイトはなんだか忙しい

注文を聞きながらも自然と時計に目を向ける

余所見していたから怒られた

どうやら今日は行けそうにない

忙しい合間に待ち受けの君の写真をみる

君の写真を見るだけで頑張れる気がするから









今日の君はなんだか遅い

ベッドに座りながら自然と時計に目を向ける

見てたら急に呼吸が苦しくなった

どうやら今日は会えそうにない

ナースコールに手を伸ばして押してみる

苦しさで机の上の写真の君がぼやけて見える









君に連絡しても返事が来ない

君を待っていても君が来ない

君に電話をしても電話に出ない

君の声が聞きたくても君の声が聞こえない

君のことを考えて眠る

君のことを考えられないくらい眠る

また明日には君に会いに行くから

また明日には君と遠くなるかな









いつもの様にドアをノックする

返事は聞こえないけどドアを開ける

目の前に見えたのは横たわる君

思わず向日葵の花を床に落とす

目をつぶった君に僕は見えていない

マスクをつけた君の声を聞きたくても聞けない

僕は君に顔を埋める

掌を握りしめて伝える

君をずっと愛していると

君は僕の天使なんだと

どうか目を覚まして微笑んで

今は床に落ちた向日葵は僕らを見つめていた









僕は目の前のお墓に手を合わせる

お墓には似合わない向日葵の花を見て

少し笑ってしまった

空を見上げると青く晴れた青空

一筋の風が僕を吹き抜けていく

その風に吹かれながら振り返ると

自然と笑顔になる

振り返った先には

君と可愛い僕達の天使

君と手を繋いでいた2人は

僕の元へ走ってくる

そんな2人と手を繋ぎ

僕は笑顔で君の元へ歩いていく

君はいつまでも僕の天使

それはいつまでも変わらない

君が僕の笑顔の源だから

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