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私の涙 ページ31

やっと落ち着いた…


あー死ぬかと思ったあのシーン


でも背中から落ちた私の衝撃が


強くならないようにマットに落ちた時に


テヒョンは私の背中に腕を回して


マットとの間に入ってくれた


本当に出来る弟だな…


さてさて


お次は最後の問題シーン


ジニオッパが彫刻にキスをする


その彫刻の裏では私が膝を抱えて座り込んでいる


ジニオッパが彫刻にキスした後に


私のアップが写り


私は涙を流しているという映像になる





そう、問題は涙


涙を流す演技なんてした事ない…


大丈夫かな…








「はじめよー!よーいアクション!」



ジニオッパが彫刻にキスをした


カメラが私に迫ってくる


私は涙を…


流し…









流せなっっ!!!




「カーット!Aー!涙流すんだぞー!」

『す、すいません…』


JN「ねえA…僕あと何回彫刻にキスしたらいいかな?ww」


『ごめんジンオッパ…笑』




でもそのあとも真剣になればなるほど



『ハクションっっ』


JN「A…」




涙は流せなかった…





なんでだ…




あぁ…いつもは優しいジンオッパも



さすがにこれには呆れ顔してるよ…




メンバー達に至っては




みんな疲れて寝てるし…




ただ1人…



ジミンを覗いては…



JM「Aヌナ…大丈夫ですか?」


『うん…私…頑張ろうと思ってるんだけど…』


JM「Aヌナ…たまには弱音を吐くことも大事ですよ?」


『ジミン?』


そう言うとジミンはふっと私を抱きしめる


私は安心したのか


ジミンの温かい腕の中で





…泣いていた






いつもは上手くできる撮影も


今は私のせいで上手くいっていない


上手くやろうと思っても


それがプレッシャーになってさらに上手くいかない


みんなに迷惑をかけてる…


弱音なんか吐けない…それも辛かった…


何より今この撮影から逃げ出したいと思ってる


そんな自分が一番嫌だった





すると私の手を引いてジミンが走り出す

彫刻に腰掛けていた私は慌ててその手にひかれて

………走り出した








「カーット!!よかったよ!!!」


『え?』


JN「Aが泣き出したから監督とアイコンタクトで撮影はじめてた!」

『え、でもジミンが…』

「大丈夫大丈夫!これも演出の1つするさ!ジミンナイスなアドリブ演技!」

JM「あれで大丈夫ならよかったです!さあ、Aヌナ!帰りましょう!」

『ジミン…本当にありがとう!』

血汗涙の結末→←僕らの涙



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作者名: | 作成日時:2020年2月2日 22時

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