僕の汗 ページ29
まずは建物のベランダで
僕とAヌナが外側で腰掛けているシーンから
しかし2人して腰掛けてても微妙らしく
「Aだけそこで膝を抱えて座ろうか!」
『ここで!?え、だってこの手すり地味に細いですけど!?』
なんか今日のAヌナは元気だな
やる気満々って感じ
僕も頑張らなきゃ!
そしてAヌナが膝を抱えて手すりに座るが
落ちそうで少し危なっかしい…
TH「Aヌナ?大丈夫?」
僕はAヌナの腰に手を回すと
「お!そのアングルいいね!それでいこう!!」
そう言われてこのシーンはすんなりOKになった
とうとうAヌナの緊張している
問題のシーン
さっきの手すりに腰掛けている僕らの元に
建物の内側からカメラが寄ってくる
そこで僕だけが振り返って笑い
隣にいるAヌナの腰を抱き飛び降りるシーン
「じゃあいくよー!」
撮影が始まる
カメラが近づく
僕が振り返り
Aヌナの腰を抱くと
『し、死ぬ…』
Aヌナはそう言いながら
意外にもすんなり僕らは下のマットへ落ちた
あれ?これいいんじゃない?
しかし…
「うーんなんだか微妙だな…こうAがテヒョンに無理やり一緒に引きずり落とされた感が出ないんだよなぁ…」
なんだか不評みたい
Aヌナは
『いやいやいやこのシーン自体無理やり落とされてるんですけど…』
って1人で静かに突っ込んでる
あ!いい事思いついた!!!
TH「それならAヌナは僕と逆に座ってるのはどうですか!!」
「ん?どういうことだ?」
TH「Aヌナは室内の方を向いて最初座ってて隣で逆向きに座ってる僕がカメラが近づいてきたら笑ってAヌナと一緒に落ちていくんです!」
『ちょ!ちょっと待って!!!それって私は背中向きに落ちるって事だよね!!!!無理無理無理!!!』
「テヒョン!!それだよそれ!!そのアングルだ!」
TH「わーい!」
『いや、ちょっと待って!!!私本当にやらないからね!!!!』
TH「大丈夫だよ!Aヌナは何があっても僕が守るから!」
『いや、それならまずはその意見を言わないで欲しかった!!!』
TH「Aヌナは今日なんだか元気だね」
『ねえ、テヒョン…1回殴ってもいいかな?』
「よーしもう1回いくぞー」
『ねえ、誰か私の意見を聞いて…』
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作者名:雅 | 作成日時:2020年2月2日 22時