BTS 僕らのたった一人のヌナ (ページ10)

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同い年の悩みページ10

はっきりいって最初はAに抵抗があった

俺と違って整った顔

くっきりした目

魅力的なダンス

綺麗な歌声

スタイルの良さ

それなのに俺と同い年

しかも女

別に女だから比べられる訳じゃないけど

同い年だからってそこまで仲良くできるとは思っていなかった

でもあいつは違った

どんな時でも俺を気遣う

『ユンギ！疲れた時は息抜きしよう！』

そしてどんな場面でも俺を褒める

『いやーユンギは本当にいい曲を書くんです！こんな同い年がいて私は幸せですよ！』

そんなAと関わるうちに

俺の方がAがいないとダメな存在になっていた

YG「なぁ、なんでAは俺にそんなに構うんだ？」

『え？いきなりどうしたの？』

YG「俺は別に口数も多い方じゃないし馴れ合うタイプにもみえないだろ？女ってそういう奴は苦手なんじゃねーの？」

そういうとAは黙り込んだ

あれ？やっぱり俺に気を使ってただけなのか？

一気に悲しくなってきた

聞かなきゃ良かったな

そう思い顔を下に俯いていたら

Aが口を開いた

『はじめてユンギに会った時に安心したの…だからユンギに構うんじゃなくて私の方がユンギがいなきゃダメなんだよ』

そんな言葉を聞けるなんて全く思っていなかった

SG「え、初めて会った時ってなんかあったか？」

『ふふっそれは内緒ー！』

そう言って笑うA

仕方ない

俺もAには内緒にしてるから

無理には聞かないよ

俺と同い年だと紹介された

『Aです…唯一のヨジャですけど精一杯頑張るので仲良くしてください』

健気にそんなことを言うAに見とれた

そして思った

同い年なんだから

メンバーの誰よりも身近な存在でいたいと…

「俺ら同い年だろ？そんな堅苦しくなくていいよ敬語もいらない…ユンギでいい」

そう伝えた時のAの顔が

今でも忘れられない

一輪の花が咲いたような

明るく綺麗な笑顔

『ありがとう！ユンギ』

どんな事があっても

俺だけは一番近くで支えるよ

どんな悩みも受け止めるよ

…同い年の俺らだからな