夢の国とは彼らとは ページ37
HS「ちょ、ちょっとまってAヌナ…これって怖いやつ？」
船に乗って動き出した途端
なにか勘づいたのであろう
ホソクが聞いてきた
『全然？むしろ私は一番好き！』
そう言いながらホソクに顔を向けると
彼の顔ははやくも真っ白
あれ？世界観に溶け込むのはやくない？
そう思いながらホソクの手を握ってあげると
私の腕にはやくもしがみついてくる
…私、イケメンじゃね？
そう思いながらも少しの仕掛けでも
喚くホソクの隣で
私はこのなんとも言えない怪しげな世界観を
楽しんでいた
TH「Aヌナ…こんなのが1番好きだなんて…歪んでる…」
JM「本当、僕らは夢を与える立場なのに…」
JK「いや、でも僕はジミニヒョンの方が歪んでる気がする…」
あれ？おかしいな…
何だか聞いたことある声が聞こえるんだけど…
空耳………なわけないよな
韓国語喋ってるし
名前も声色も間違いない…
あの子達はどうやって知ったんだ…
いや、それよりもこれがバレたら
確実に危うい…
でも面白いからもう少し知らないフリをしておこう
そう思いながら隣のホソクに顔を向けると
はやくも私の腕に顔を埋めている
私は笑いながらそんなホソクにもたれかかっていた
JK「ちょっとホソギヒョンずるいんですけど！僕あんなにAヌナに抱きしめられたことない！」
JM「ちょ、落ち着けってジョングク！ちょっとテヒョン…手繋いでていい？」
TH「ジミナ怖いの？いいよー！」
あの子達…隠す気あるのかな？
『ホソク大丈夫？』
HS「はい…」
無事にカリブの海賊を乗り終えた私達
はやくもホソクのメンタルが崩壊しそうだ
踊ってる時はかっこいいのに…ww
はじめてホソクに会った時…
練習室で踊ってる姿に心を奪われたのを覚えている
そしてその後私の方を振り返って
HS「あ、A？よろしくね！」
と言われた時にはじめて一目惚れをした
あの時はまだ私の年齢をホソクは知らなかったから
タメ語で話してて後から来たユンギに言われた後に
慌てて謝ってきた
年上には見えなかったらしい
そんなホソクに一目惚れをしたことがあるのは
メンバーの誰も知らない
もちろん長い間一緒にいるうちに
そんな気持ちもなくなったけどね
あの時の一瞬は私の心も踊らされたのだろう
そんなことを思い出しながら
『さーて次行こう！』
私は今の時間を楽しんでいた
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作者名：雅 | 作成日時：2020年2月2日 22時
