まいはうす。 (ページ5)

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★想うキモチ。ページ5

裕翔side.

今日は珍しく二度寝をしてしまって

いつもより起きるのが遅かった俺。

それでもリビングに人気はなくて

まだみんな起きてないのか、なんて思っていたら

誰かの話し声が聞こえた。

なんだ、起きてるんじゃん。

声のしていた部屋に入ると

そこのベッドのそばには光くん。

でも、話していたはずの相手はまだベッドの中にいて。

知念の顔を見れば、大体のことが予想できた。

冷えピタや飲み物などなどを持って

もう一度部屋に戻る。

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中「いつからこんななの??」

八「俺も分かんない。起きて気づいた。」

中「昨日からおかしかった、気もする。」

八「もっとちゃんと見といてやれなよかった。」

中「うん...。あ、体温計。」

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熱を測りながらそんな会話をしていたら

やっと鳴った体温計。

それには38,1℃の表示。

けっこう高いな...。

昨日の夜から我慢してたのかな??

ほんとに、よく見ておくんだった。

何か隠してること、うすうす気づいてたのに。

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中「山ちゃん起こして、おかゆ作ってもらうよ。

　光くんはここにいてあげたほうがいいだろうし。」

八「あぁ、ありがとう。そうして。」

中「知念、ごめんね。」

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寝ている知念の頬を撫でてから

静かに部屋を後にして

まだ気持ちよさそうに爆睡してる山ちゃんを

容赦なく叩き起こす。

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山「...裕翔くん??」

中「山ちゃん、起きて。

　知念が熱出しちゃってるから、おかゆ作ってほしいの。」

山「んー..。」

中「ほら、さっさと起きて。

　今言ったこと聞こえた??」

山「...ん??...知念が熱!?」

中「そう。だから、おかゆ作って。」

山「おぉ、すぐ作るわ。」

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寝ぼけてた頭はすぐに起きたみたいで

キッチンへ飛んで行った山ちゃん。

知念、早く治そうね。

俺も、できることはするから。