まいはうす。 (ページ34)

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□△幸せをわける笑顔。ページ34

圭人side.

今日は、家の中が

何だか甘い甘い空気に包まれてるみたい。

その原因は

さっきから甘え炸裂の大ちゃんなんだけど。

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有「薮ちゃん!!」

薮「はーい??」

有「ふふっ。」

薮「何だよー。」

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ずっとこの調子の大ちゃん。

別に、用があるわけじゃないんだけど

薮くんの名前を呼ぶだけ呼んで

ぴたっとくっついている。

何だろう、すごく甘えん坊になってる。

そんな大ちゃんに

薮くんは困りながらも嬉しそう。

みんなもその光景を見て笑っていて

大ちゃんはまるで子供みたい。

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薮「...大ちゃん、散歩行こうか。」

有「うん、行く。」

薮「よし、おいで。」

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薮くんが大ちゃんに

大ちゃんお気に入りのコートを着せてあげて

楽しそうな笑い声とともに

散歩に出かけて行った。

多分、あれだと

しばらく帰ってこないな。

その予想は見事に当たっていて

2時間しても帰ってこないふたり。

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森「遅くね??ふたり。」

山「どこまで散歩してんだよ。」

知「もはや散歩じゃないよね。」

中「もう暗いのに...。」

高「大丈夫っしょ。

　ガキじゃないよ、ふたりとも。」

八「いや、ガキだろ。クソガキだろ。」←

伊「光、怖いから。」

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裕翔の言うとおり

確かにもう午後6時をまわっていて

外はもう暗い。

まぁ、子供じゃないし

大丈夫だとは思うんだけど...。

何だかちょっと心配になってきた。

そんな時

玄関のドアが勢いよく開いて

ただいまー!!と

元気のいい声が聞こえてきた。

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山「おせぇ!!何してたんだよ。」

八「マジで心配するからやめろ。」

薮「ごめんごめん。」

有「楽しかったー!!」

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帰ってきてからもご機嫌な大ちゃん。

どうやらスーパーで

買い物をしていたらしい。

それにしても、遅かったな。

きっと、ゆっくり買い物してたんだろうな。

そんなことを思いながら

大ちゃんの後をついて

リビングに戻った。