ま い は う す 。2

○△たまにはいいね。 ページ33

伊野尾side.





薮と光が部屋に入っていって30分。

なんとなーく様子が気になって

寝てるかもしれないって静かに入ったら

まだ薮が起きてた。

赤ちゃんみたいに寝てる光は

いつもとはうってかわって可愛らしくて。

思わず写真を撮った。



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伊「珍しいね、光がこんなんなのって。」

薮「うん。さっきはびっくりした。」

伊「みんなもびっくりしてたよ。」

薮「あれは眠いだけだったんだけどね。」

伊「そっか。ふふ、赤ちゃんみたい。」

薮「こんなに甘えん坊になっちゃってね。」



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気持ち良さそうに薮にくっついて寝てる光の頬を

起こさないように気を付けながら

つっついてみる。

山田ほどは面白くないな。←

って、心の中で言ったつもりだったのに

声に出ていたらしい。



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薮「それ、山田が聞いたら怒るぞ。」

伊「間違いなくキックお見舞いだな。」

薮「言ってやろー。」

伊「え、ちょ、やめてよ。」

薮「ふふ、冗談。」

伊「もう…。」

薮「でも気を付けなよ?」

伊「何をよ。」

薮「思ったこと声に出てるし。」

伊「あー…。」



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いつの間にか普通の声で話していて

光を起こしてしまって。

ごめんごめん、と光を見ると

数秒間見つめられた。

何ですか…。



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八「いのちゃん…?」

伊「そーだよ。」

八「…やだぁ…。」

伊「は!?」

八「やぶー…。」

薮「はは、俺がいいって。」

伊「ふふ、はいはい。出てくよ。」

薮「ごめんな、おやすみ。」

伊「いいよ。おやすみー。」



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「やだ」と拒絶されたけど

寝ぼけてたからだと信じる。←

出ていってすぐに

薮が「何であんなこと言うんだよー」と

光に話しかけていて。

光はなぜか笑ってる。

薮に甘えたいんだな、きっと。

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いつもの鋭いツッコミする光じゃないと

何となく変な感じはするけど

こんなときがあっても可愛いな、って

思ったのは秘密。



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終わり。

☆頑張りすぎだよ。→←○△たまにはいいね。

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