□助けに行くよ。 ページ25
大貴side.
ちょっとコンビニに行って
頼まれた雑誌を買った帰り。
そう、ただそれだけ。
コンビニに行っただけなのに。
街灯の少ない道を早足で歩いていたら
急に知らない人が出てきて。
何か話しかけられたと思ったら
気づいたら真っ暗な車の中にいて。
声を出せばいいのに怖くて仕方がなくて
恐怖から声なんて出なかった。
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男「おい、連れてきたぞ。」
男「こいつでいいか?」
女「…あーら、可愛いじゃない。」
女「ふっ、十分よ。」
女「たまにはやるじゃない。」
男「ほら、よっと。」
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何もわからないまま、誰も俺と会話しないまま
古そうなビルの地下に連れていかれて。
部屋にはたったひとつ
大きなベッドがあるだけで
そこに女の人が3人いた。
また3人いるうちの1人に体を投げ出されて
俺の体はベッドの上に倒れる。
すると、1人の女の人が近づいてきて
来ていたコートを勢いよく脱がされた。
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有「ちょ…。」
女「もう、邪魔なもの多すぎ。全部とって。」
有「どういう…。」
女「私がやってあげるわ。」
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違う女の人が
パーカー、Tシャツと脱がしていって
それは届かない場所まで投げ捨てられる。
いつもなら女に対して抵抗くらいできるはずなのに
後ろから俺よりも大きい男が俺の腕をつかんでいて
逃げられなくて。
上半身が裸になって、寒さと恐怖から体が震えて
とうとうベルトにまで手がかかって
涙で視界が霞んだ。
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女「うわー、華奢なカラダ。」
女「腰とか、女でもこれくらいいそう。」
女「でも、いいカラダしてんじゃない。」
女「じゃ、私からね。」
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さすがにここまできら
何も聞かされてなくたって
会話の内容は理解できる。
「私から」の意味も、良くも悪くも分かってしまった。
ぐいっと腕を引っ張られて
またベッドに投げ出されて。
いつの間にか女は下着姿になっていて
ベルトがはずされかけて。
もうだめだ、と涙がこぼれ落ちたとき
ガンッ、と大きな音がした。
それはどうやらドアが開いた音で
「何してんだよ。」と低い声で言ったそこにいた人物は
俺にジャケットをかけて
「もう大丈夫」と耳元で言ってくれた。
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まい - 初めから読んでます。読みながら、終始ニヤニヤしたり、笑っちゃったり、泣きそうになったりと、とても面白いお話で楽しいです。 (2013年12月25日 18時) (レス) id: 34dcef1630 (このIDを非表示/違反報告)
いちごくりーむ(プロフ) - 姉さんさん» 非公開はずすの忘れてました…すみません! (2013年12月1日 16時) (レス) id: b6e1bab88c (このIDを非表示/違反報告)
いちごくりーむ(プロフ) - みなさま>>ありがとうございます!リクエスト、了解いたしています。 (2013年12月1日 16時) (レス) id: b6e1bab88c (このIDを非表示/違反報告)
姉さん(プロフ) - とても面白いです!涼介の☆頑張りすぎだよ。の続編は無いんですか?更新楽しみにしてます(*''*) (2013年12月1日 16時) (レス) id: 7f9c540333 (このIDを非表示/違反報告)
大ちゃん(プロフ) - リクお願いできますか??大ちゃんが、ピアスあけたときのメンバーの反応みたいなのを小説にして頂きたいです! (2013年11月30日 19時) (レス) id: 8dcfffad46 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2013年10月4日 16時