☆隣にいて。 ページ17
伊野尾side.
あれから寝られないみたいで
ずっと俺にくっついて
泣き止んではいるんだけど
肩で呼吸してる山田。
熱も上がってきてるみたいだし
寝かせてやりたいんだけど...。
離れるのが嫌らしくて
冷えピタを取りに行く時も
俺が抱っこして連れて行って。
目は涙で潤んでて
何を思っているのか分からないんだけど
何分かおきに俺に強く抱き着いてくる。
って言うか、ずっと抱き着いてるんだけど。
何分かおきに強くなるだけ。
吐き気が襲ってきてるのかなって思って
聞いてみるんだけど
首を横に振るだけ。
でも、嘘ついてることくらいなら
すぐ分かるんだよね。
だから、山田には悪いけど
次に強くなったと思ったら
水を飲ませて吐かせるつもり。
.
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伊「眠くないの??」
山「眠くない...。」
伊「体しんどいでしょ??」
山「しんどくないもん...。」
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そう言った途端に強くなった抱きしめる力。
でも、水を飲ませる必要はなさそうで。
そのままくるっと山田を回転させて
背中を刺激してやると
胃の中に残ってたのが出てきて。
吐き気はなくなったみたいだけど
怒って俺に顔を見せてくれなくなっちゃった。
まぁ、俺にくっついてるのは変わらないんだけど。
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伊「ごめんな。嫌だったな。」
山「...ん。」
伊「顔見せて??苦しいでしょ、それじゃ。」
山「やぁ...。」
伊「じゃあいいけど...。そろそろ寝よう。」
山「寝ない...。」
伊「俺も一緒に寝るから。ね??」
山「隣...??」
伊「隣にいるよ。」
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.
どうやらひとりになるのがよっぽど嫌みたい。
隣にいると言ったら
安心したように寝始めた山田。
氷枕とか、毛布増やしてあげたりとか
してあげたいことはたくさんあったんだけど
今は隣にいることが1番な気がして
山田の頭を撫でながら
みんなが帰って来るのを待つ。
1番最初に帰ってきたのは
やっぱり知念で。
学校ではちょっと強制的に帰らせたみたいだけど
心配してる証拠なわけで。
状況を説明すると
すぐに氷枕も毛布も持ってきてくれた。
頭痛が長引いてて
しばらくは隣を離れなかった山田だけど
元気になると
みんなと楽しそうに笑ってる。
山田は苦しんだのに不謹慎だけど
たまにはあんなに甘えてくる山田もいいかなって
思ったりした。
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.
終わり。
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まい - 初めから読んでます。読みながら、終始ニヤニヤしたり、笑っちゃったり、泣きそうになったりと、とても面白いお話で楽しいです。 (2013年12月25日 18時) (
レス) id: 34dcef1630 (このIDを非表示/違反報告)
いちごくりーむ(プロフ) - 姉さんさん» 非公開はずすの忘れてました…すみません! (2013年12月1日 16時) (レス) id: b6e1bab88c (このIDを非表示/違反報告)
いちごくりーむ(プロフ) - みなさま>>ありがとうございます!リクエスト、了解いたしています。 (2013年12月1日 16時) (レス) id: b6e1bab88c (このIDを非表示/違反報告)
姉さん(プロフ) - とても面白いです！涼介の☆頑張りすぎだよ。の続編は無いんですか？更新楽しみにしてます(*''*) (2013年12月1日 16時) (レス) id: 7f9c540333 (このIDを非表示/違反報告)
大ちゃん(プロフ) - リクお願いできますか？？大ちゃんが、ピアスあけたときのメンバーの反応みたいなのを小説にして頂きたいです！ (2013年11月30日 19時) (レス) id: 8dcfffad46 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2013年10月4日 16時
