ま い は う す 。2

☆まわりの支え。 ページ13

龍太郎side.





ある日の放課後

部活がなかったから

近所の友達と集まって

サッカーをしてた。

そこには、山ちゃんもいた。

みんなで楽しくやってたんだけど

次の瞬間

山ちゃんが地面に倒れこんだ。

山ちゃんって言うか

友達とぶつかったんだ。


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山「いっ...。」

森「大丈夫??」

山「足...痛い。」

森「え??...すぐ病院行こう。」

山「立てないんだけど...。」

友「俺、連れてくわ。」

森「ありがと。」


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嫌な予感がして

放っておいたら大変なことになりそうで。

すぐに病院に行った方がいいと判断した俺は

がたいのいい友達に山ちゃんを

抱えてもらって

そのまま病院に直行した。

そしたら

嫌な予感は的中してて

山ちゃんは骨折していて

大体全治2か月くらいだそう。

リハビリもいるらしいから

しばらくはサッカーができないし。

薮くんに迎えに来てもらって

その帰り道。

山ちゃんは悔しそうで。


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森「山ちゃん、ごめん。」

山「何で龍太郎が謝るんだよ。

　 龍太郎は悪くないよ。」

森「でも...。」

山「しょうがないよ。

　 俺の不注意だったからね。」

森「サッカーできないじゃん...。」

山「治ったらいくらでもしてやるよ。」

森「うん...。」

薮「龍太郎、そんな落ちこまないの。

　 山田だよ??大丈夫だって。」

山「ふふ、何それ。」

薮「強いもんな??山田は。」

山「それなりにね。」

薮「そんなことないだろー。」


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笑ってるから

ほんとに大丈夫なのかな。

似合わないギプスをして帰った山ちゃんに

みんなは聞いていたんだろうけど

見てびっくりしていて。

一緒にいたのに

守ってやれなくて悔しかった。

でも、弱音ひとつはかずに

頑張ろうと思ってる山ちゃんを

治るまで支えて行こうと思った。

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