僕らのメイク担当は

宿舎においで、ヌナ ページ19

JK side


JK ｢･･･は、残念、終わりですね｣

仕方なく口を離してヌナを見ると

JK ｢っ･･･！｣

赤く染まった頬、潤んだ瞳、少しはだけた服にとろんとした目。


JK ｢はぁ、ヌナ･･･｣

｢えっ、ちょ･･･｣


終わらなきゃいけないのに、我慢できなくて服の間に手を滑り込ませた。


スっと滑らかな肌を撫で、膨らみに手をかけようとしたそのとき


ゴンッ


TH ｢終わりだバカマンネ｣


｢テヒョンさん！！｣

チッと小さく舌打ちをして、俺の下にいるヌナを起こす。

TH ｢ヌナ、帰り俺たちの宿舎においで。怪我の手当しなきゃいけないし。｣


ヌナの乱れた髪の毛をなおし、そのまま頬を撫でるヒョン。

その腕をパッと払い除け、ヌナに抱きつく。
自分でもこんなに独占欲が強いとは思わなかった。


｢え、でも･･･｣


TH ｢ナムジュ二ヒョンがそうしろって言ってる。外に車も待たせてあるからさ｣


｢･･････ありがとうございます｣

微笑み合うヌナとヒョンの間には、甘ったるいオーラが放たれていた。

いや、正確にはヒョンが出す甘ったるいオーラに鈍感ヌナが気づいてないか。

明らかにハートが飛んでいるのに、ヌナはのほほんと笑っている。

JK ｢ヌナ、行きましょう｣


｢あ、はい｣


腕をグイッと引っ張りそのまま外にあるマネヒョンの車に向かう。


JK ｢ヌナ、ヌナはここ｣


ポンポンと隣の席に来いと促すと、俺の隣に来ようとしたヌナが誰かに引っ張られた。

誰かなんて見なくてもわかってる。

TH ｢ヌナはこっち｣


と、ヌナのお腹をガッチリホールドしてピタリと自分の隣におくテヒョニヒョン。



JK ｢･･･じゃあ俺がそっち行きます。｣


バチバチしている俺たちの雰囲気がわかってないのか、完全スルーなヌナは｢すみません、わたしまで乗せてもらって･･･｣とマネヒョンに謝っていた。


ヒョン達は、違う、そうじゃないだろと頭を抱えていた。







何のことかわからなくて、コテンと首を傾げるヌナも、テヒョニヒョンに劣らずの4次元だ。

酔っ払いヌナ→←困惑ヌナ

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