僕らのメイク担当は

常識のないヌナ ページ1

JK side


JN ｢ああもうだから！！！！いい加減にしてくださいヌナ達！！！｣


メイクルームに鳴り響いたジンヒョンの怒鳴り声でウトウトしかけていた俺は目を覚ました。


JK ｢･･･？｣


まだぼやぼやする頭で、怒鳴り声の原因を探る。


周囲を見渡すと、同じく少し怒ったような顔で、メイクのヌナ達を見るヒョン達がいた。


ヌナ｢違うの、だって、わたしたち･･･｣


今にも泣き出しそうな顔で、方を震わせる2人のヌナ


ああ、また何かヌナ達がやらかしたのか。


まだ眠い目を擦って、近くにいたテヒョンヒョンに事情を聞く。


JK ｢ヒョン、何があったんですか？？｣


TH ｢あーーそっか、お前、寝てたもんな｣


大変だったんだぞー、と付け加え、怒鳴った経緯を話してくれた。


要約するとこういうことだ。


最近担当になった2人のヌナ達だが、なぜか必要以上に体に触ってきたり、カトクを交換しようだの、その他もろもろ言い寄ってきたりで、以前からメンバーたちは手を焼いていた。


そこまではまだ皆我慢してたのだが、今回はメイクルームの片付けはしないし、撮影があるというのにいつまで経ってもメンバーに話しかけてメイクが始まらないことに、とうとうジンヒョンが怒ったらしい。


JN ｢仕事しないなら出ていって！！僕達真剣に仕事しに来てるの！！！｣


ヌナ ｢ひっく･･･ご、ごめんなさい･･･｣


とうとう泣き出してしまったヌナ達はパタパタと出て行ってしまった。


JK ｢泣かせちゃいましたね｣


NJ ｢仕方ないよ。ヒョンが言わなかったら僕が言ってた。｣



けどこの事件がきっかけで、いや、この事件のおかげで、俺たちは素敵な人と出会うことが出来た。

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