私はいつでもそばにいる【僕のヒーローアカデミア】 (ページ9)

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校長ページ9

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1週間後＿＿＿

A｢久しぶりの雄英…!!｣

雄英高校を前に、目に見えてワクワクしている

相澤｢お前は生徒か｣
A｢何年ぶりだと思ってんの!?懐かしいんだよここが!!｣

相澤は車から降りてAの荷物を降ろす

相澤｢はぁ…行くぞ、ただでさえ遅れてんだ｣

A｢はいはい、わかってるって｣

Aはスキップしながら雄英へと入った

相澤は小さく溜息をつきながら荷物を持ってそれを追う

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職員室前を鼻歌交じりで通り過ぎる

A｢〜〜♪｣
相澤｢それなんの歌だ｣
A｢納豆ご飯の歌｣
相澤｢納豆…?｣

ミッド｢…ねえブラド、相澤くんの横の子誰か知ってる?｣
ブラド｢……さぁ?知らねえな。だけどあの見た目どっかで…｣

その様子をたまたま見かけた2人はハテナをうかべる

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ｺﾝｺﾝｺﾝ

A｢失礼します｣

2人は校長室に入る

根津｢やあ!!久しぶりだね、天河くん!!そして電話はホントのようだね、その見た目だと懐かしいね。昔を思い出すよ｣

A｢確かにそうですね、A組の4バカと言われたのも懐かしいです。私バカじゃなかったけど｣
相澤｢お前が1番あの中だとバカしてただろ｣

A｢んなっ…!!｣

根津｢まあまあ、懐かしい話はあとにしてお茶でも飲むかい?｣

相澤はその言葉に嫌な予感がし、｢俺は荷物運びだけなので｣と言って部屋を出た

A(逃げた)

ソファに座り、お茶を貰う

根津｢さて、天河くん。君の個性についてだ｣
A｢はい｣

2人とも真剣な顔に変わった

A｢電話で聞いたと思いますが、私の個性は今、元あるものを含めて4つあります。考えられる理由は1つしか思い浮かびません｣

根津｢……オールフォーワンが君に個性を与えたという事だね?｣

A｢はい｣

6年前
オールマイトとオールフォーワンの戦いはオールマイトの勝利で終わりを迎えた

それより前にAがオールフォーワンと接触したことはない

つまり、個性を与えたのは5年前の戦いの時になるだろう

意図は分からない

だが死ぬ間際にオールフォーワンは天河Aという人物に個性を与えた

A(なんでそんな無駄なことを……?
オールフォーワンは死んだ、奴にとっての敵(ヴィラン)であるヒーローに個性を与えるなんて……
奴が私に渡した個性、少なくとも私たちにとって“利”があるとは考えられない)

その事実だけが彼女に恐怖と疑問を残した