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オールマイトはAにワンフォーオールの全てを話した
オールフォーワンのことも
A｢個性を譲渡する個性…｣
オルマ｢君はきっと私をも超えるほどに強いヒーローになる。私がオールフォーワンを倒し、ヒーロー活動に限界を感じた時、君に新しい“平和の象徴”となってもらいたい｣
A｢…わかりました!オールマイトのお願いなんて、なかなかないですからね!!｣
アッサリだった
こんなにも重たい話をもちかけているのにもかかわらず、彼女は笑いながら答えたのだ
その気楽な返事にオールマイトも笑って返事を返す
オルマ｢だが安心してくれ、君に個性を渡すのは私がオールフォーワンを倒した後だからな!!君は平和な世界の中での“平和の象徴”になるんだ!!｣
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
A｢＿＿とか何とか言ってましたけど、本当はあのとき少し悲しかったかな〜…｣
オルマ｢え!?なんで!?｣
A｢だって、[私と一緒にヒーローとして働かないか]って誘ってくれたのは、あなたに実力とかが認められたんじゃなくって、この為だったのかな〜って思ったから…｣
オルマ｢……!!｣
A｢だから、ワンフォーオールに関してはむしろスッキリしてます。無個性の少年に譲渡したのは驚きましたけど、オールマイトのおかげでその緑谷くんは夢に近づいた。それが1番じゃないですか!!｣
と、また満面の笑みでオールマイトを向いた時
ﾊﾞｧﾝｯ!!
音が鳴るほどに激しく病室のドアが開けられた
相澤｢……長い…｣
マイク｢ちょ、バカ!!｣
思えば話し始めてから30分は経っている。相澤が待ちくたびれたのだろう
マイクの制止を無視して病室へ入ってきた
オールマイトは相澤の圧に負け、そそくさと病室を出ていく
A(弱っ…)
A｢相変わらずせっかちだね…“早い方が合理的“だっけ?変わってないね｣
相澤｢6年も待ったんだ、これ以上は待てない。二度と待たない｣
マイク｢そりゃそーだけどよー｣
相澤｢それで、本当にもう大丈夫なのか?｣
A｢何が?｣
相澤｢怪我とか｣
マイク｢Hey!!始まったね、イレイザーの過保護Time!!これを見るのも約6年ぶり!!｣
マイクはギャン泣きした後とは思えない程うるさかった
A｢ひざし、一応ここ病院｣
マイク｢はぁっ…!!6年ぶりのひざし呼び…!!俺また泣く…!!｣
このノリも懐かしい
＿＿＿なんて思う暇もなく、
実感もわかない眠っていただけの5年間は
私に大きな変化をもたらしていた
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作者名：まんじゅう | 作成日時：2024年3月15日 1時
