私はいつでもそばにいる【僕のヒーローアカデミア】 (ページ47)

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緑谷(……違う!あれは…虚勢だ…!!土埃に紛れてるけど、変身する時の蒸気みたいなものが出てる!!)

オルマ(もう動けんぞ…脳無とやらが強すぎた!Aは…やっぱあっちも無理か、ならばあと少し…!!迷え!あと少しでも時間を稼ぐことが出来れば…!!)

弔｢脳無さえいれば!!奴なら!!｣

黒霧｢死柄木弔…落ち着いてください、よく見れば脳無に受けたダメージは確実に表れている。
あのお方ももう動けないでしょう、死柄木と私で連携すればまだ殺れるチャンスは充分にあるかと…｣

弔｢そうだな…そうだよな……やるっきゃないぜ…目の前にラスボスがいるんだもの…何より…脳無の仇だ｣

オルマ(来るんかい!!たくホーリーシットだ!早く…!!)

緑谷｢オールマイトから、離れろ!!｣
緑谷は1人個性を使って突っ込んできた

弔(速い…!!)

黒霧｢2度目はありませんよ!!｣
A｢……っ緑谷くん!!!｣
黒霧のワープゲートから出てきた手が緑谷に触れる瞬間

ﾄﾞｽﾞ

その手に弾丸が刺さった

オルマ｢来たか!!｣

根津｢ごめんよ皆、遅くなったね。すぐ動ける者をかき集めてきた｣

飯田｢1-Aクラス委員長飯田天哉!!ただいま戻りました!!!!｣

飯田の後ろには大勢の先生が集まっていた
出口付近にAが集めた生徒達は安堵の表情を浮かべている

A｢やっと来た……!!｣
笑いながらフラフラと立ち上がった

そして頭上に手をかざし、視線を上へ向ける

オルマ(まさか……)

黒霧｢何をするつもりかわかりませんが、思いどおりにはさせませんよ…!!｣

黒霧は立ち上がったAにワープゲートを仕向けるが、横目で彼らを見ると同時に黒霧の本体を風で吹き飛ばす
死柄木も同じく吹き飛ばされた

弔｢まだ動けるのかよ……流石だな、ヒーロー…いい、黒霧帰るぞ
そして今度は殺すぞ、平和の象徴オールマイト｣

そのままワープゲートの個性で死柄木弔及び黒霧は消えていった

緑谷｢………っ!!｣
緑谷は必死に折れた足と指の痛みに耐えていた

緑谷｢………何も…出来なかった…｣

オルマ｢そんなことはないさ、あの数秒がなければ私はやられていた…!また(･･)助けられちゃったな｣

緑谷｢無事で…良かったです…!｣
涙を流しながら安心する緑谷君

その光景をAは笑顔で見つめていた

＿＿＿この襲撃は後に起こる大事件の始まりだったんだけどこの時の僕らには知る由もなかったんだ