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＿＿＿
Aが外に出てしばらくすると先程まではなかった強風、そして雨が降り始めた
上鳴｢雨?｣
麗日｢今日、晴れ予報だったよね?｣
オールマイトは外の音に気づき、窓を覗く
下には優しい笑顔でその窓を見つめるAがいた
オルマ｢まさかそんな…いやいや、流石にありえない…｣
オールマイトはうろたえる
A｢オールマイトの個性は単純な増強,パワー型のもの…
私の天敵だ。だけど同時にオールマイトにとっても私は天敵になる、昔言ってましたよね!!｣
オールマイトに聞こえる声量で話す
オルマ｢ちょっと待ってA!!それ、ここで使う気!?｣
オールマイトも居場所はバレているから返事をしてソレを止めようとする
A｢大丈夫です!!元ヒーロー舐めないでくださいよ!!｣
オルマ｢いや、そういう事じゃなくて…!!｣
＿＿＿
砂藤｢これ、互いに場所わかってるよな?なんで何もしないんだ?｣
耳郎｢天河が動かないのはわかるけど、相手オールマイトだし…でもなんでオールマイト動かないの?｣
＿＿＿
嵐は時間が経つにつれ酷くなっていく
残り10分…
A｢大丈夫!!私今しっかり弱ってるので!だけどこの訓練は…勝たせてもらい、ます!!｣
ﾄﾞｫｫｫｫﾝ!!!!
全｢｢｢!!｣｣｣
Aのいる場所には雷が落ちた
飯田｢天河くん!!｣
麗日｢Aちゃん!!｣
峯田｢雷!?やべえって!!!し…死…｣
モニタールームの全員が驚愕する
だが＿＿＿
A｢……よっと｣
なんとAは雷を手に持っていた
槍のような雷…いや、電気の塊を持ったまま体力テストの時のように風に乗っかり3階の窓付近に滞空する
全｢｢｢ええええ!!!???｣｣｣
その雷を手に持ったまま先程ビル内に流した強風を操り、核をオールマイトから離した位置にズラす
オルマ｢ちょっ…待っ…!!｣
A｢せーのっ!!｣
雷を窓からオールマイトへと一直線に投げる
オールマイトも負けずと空中に拳を振るうが全力じゃない＿＿ましてやそんな風圧で雷がどうこうなるものでは無い
ﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘ!!!!
オルマ｢Nooooo!!!!｣
オールマイトは感電し、その隙に核をタッチ
A｢いつものやり方じゃ負けるんで……この戦法でオールマイトに負けた事ないですからね!必勝法です!!｣
オルマ｢ひ…酷いよ…｣
笑う彼女の瞳は右側が美しく光っていた
＿＿＿
モニタールームの全員が固まる中、勝利のブザーだけがその場に鳴り続ける
判定ロボ[ヒーローWIN!!]
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作者名：まんじゅう | 作成日時：2024年3月15日 1時
