私はいつでもそばにいる【僕のヒーローアカデミア】 (ページ16)

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飯田｢緑谷くん、君は…あの実技試験の構造に気づいていたのだな、俺は気づけなかった!!
君を見誤っていたよ!!悔しいが君の方が上手だったようだ!｣

緑谷(気づいてなかったよ!?)

爆豪｢デク……｣

麗日｢あ!そのモサモサ頭は!!地味めの!!｣

A(元気そうな子だな、可愛らしい
……それより、あいつなにやってんの?)

目線の先には寝袋に包まる相澤

相澤｢お友達ごっこしたいなら他所へ行け
ここは…ヒーロー科だぞ｣

全(((なんか!!いるぅぅ!!!!)))

相澤｢ハイ静かになるまで8秒かかりました。君達は合理性に欠くね｣

全(((先生!!??)))

緑谷｢てことは…この人もプロヒーロー…?｣
相澤｢担任の相澤消太だ、よろしくね｣

A｢ﾌﾞﾌｯ…(ダメだ耐えろ……!!笑うな私!!)｣

相澤｢早速だが、体操服(コレ)着てグラウンドに出ろ｣
(……後で締めようか)

＿＿＿＿

言われた通りに体操服を着て、外へ出た

全｢個性把握…テストぉ!?｣

麗日｢入学式は!?ガイダンスは!?｣

相澤｢ヒーローになるならそんな悠長な行事出る時間ないよ、雄英は“自由”な校風が売り文句、そしてそれは“先生側”もまた然り

爆豪、お前中学の時ハンドボール何mだった｣

爆豪｢67m｣

相澤｢じゃあ個性を使ってやってみろ、円から出なきゃ何してもいい、思いっ切りな｣

爆豪｢んじゃまぁ……(球威に爆風をのせる＿!!)

死ねえ!!｣

ものすごい音と共にボールは遥か彼方へと飛んで行った

全(死ね?)

相澤｢まず自分の最大限を知る、それがヒーローの素地を形成する合理的手段｣

相澤が手にした端末には705mと表示された

｢なんだこれ!!すげー面白そう!!｣
｢“個性“思いっきり使えるんだ!!さすがヒーロー科!!｣

相澤｢……面白そう、か…ヒーローになる為の3年間、そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい?よし、トータル成績最下位の者は見込みなしと判断し除籍処分としよう｣

全｢はああああ!!??｣

A(言ってることは正しいけど、やってくれるね相澤)

皆が驚き、恐れる中、Aは1人ニィっと笑みを浮かべていた

相澤｢生徒の如何(いかん)は先生たちの“自由“、ようこそこれが雄英高校ヒーロー科だ｣

A｢……昔より、やりたい放題になったね｣

小さな声で呟いた